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【6/16金沢戦】試合後コメント 米山 篤志 監督

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2024明治安田J3リーグ第17節

vs ツエーゲン金沢戦


米山 篤志 監督 試合後コメント



 ―総括コメント


我々がどう戦っていくかという外枠というものに関しては、ほぼほぼでき上がりつつあるという風に感じています。

ただ、勝負を決定づけるというのは細かい部分であり、それがどういうことなのかということを知らないのであれば、選手たちに私は伝えていかなければならないですし、選手たちもやはりそれを感じ取ってやっていかなければ勝てないということだと思いました。

ただ、連戦の中で選手たちが見せたプレーというところに関しては満足していますし、この暑さの中、応援に駆けつけてくれた皆さんのパワーが非常に我々の力になりました。結果的に勝利をお届けできなかったことに対しては非常に申し訳なく思っています。


―「勝つために必要なことを知らない」と感じた部分は具体的にどこにあったか。


最終的にやっぱりその差で負けたと思っていますが、本当にシンプルなことです。

例えばセカンドボール。セットプレーは1発で決まる時に関しては我々の大きな武器です。しかしセカンドボールになった時の熱量のなさというか、少しもったいないシュートで終わってしまうという粘り強くない部分。

あとは、セカンドボールの拾い合いとなった時に、やはりそこにムラが出てしまう。やり続けることが必要であって、時にやる、時にやらない、ではやはり、やらなかった時にやられるなということになると思いますし、そういった部分です。


―外枠はできてきた中、前半戦残り2試合、後半を見据えてどう積み上げて管理していくか。


もう「俺たちはやれる」という自信だと思います。それを与えられてないというところが、私にとって少し仕事が足りてないということだと思いますし、もう十分やれるだけのものは見せられていると思います。

ただ、それを実際の試合の90分の中で実際にやってみせるということだけが足りていなくて。「できないんじゃないか」と疑心暗鬼になるのではなく、絶対にできるところまで来ているし、あとはもう本当にみんなが見ているこの環境の中でやれるのだという、本当に揺るぎないものだけだと思います。その部分を詰めながら、そのためにはやはり勝利というのも必要ですし、もちろんそのためには先制点が必要になってくると思いますが、絶対それができるところまでは積み上げてきましたので。

選手たちにはそういうところで、もちろん現実を見つめるけれども、やはり自信に変えていかないといけない部分というのは間違いなくある、という話はしています。


―今日のゲームプランとゴール前慎重になりすぎていると感じたが、ハーフタイムで話された内容は?


ゲームプランに関してはおっしゃる通り、前線に点の取れるFWを3人並べましたので、ゴールに向かう迫力を出していきたいなという風に思いました。

特にクロスからの得点というのを狙っていましたので、クロスに関しては、ウイングバックの(吉田)源太郎と、(内田)瑞己のところから供給して、中の(川西)翔太、(赤星)魁麻、(冨永)虹七のところで仕留めていくというゲームプランでした。

後半入るところに関しては、少し(赤星)魁麻と(川西)翔太の立ち位置を変えたりしながら、間で受けるということを一手間加えながら、食いつかせて背後、もしくは外からもう1回狙っていく。そういうことを少し整理していきました。

迫力は、私はそんなに落ちてはいないかなとは思ったのですが、連戦というのもあって、少し体力的な部分というのも当然あったと思います。その辺はまた交代で出てきた選手たちがまたパワーを出してくれた部分でもあると思うので、うまくゲームは運べていたと思います。あとはやはりそのフィニッシュのその1歩手前のところで(岩岸)宗志が抜け出して、うまくキーパーと1対1になりかけたシーンもそうですし、あとはクロスのところで、ドリブルで抜け出して、右サイドから(赤星)魁麻と(岩岸)宗志が入ってきたところで、2人入ってきているけど、どちらにも合わないみたいなところで、やはりこういうのがあってくれば先制点になるし、そこでまた勢いづいて2点目というのは、展望としては見えてくるのかなと思います。


―立ち上がりから前半、選手間のコンビネーションがすごく、トレーニングされている印象がありましたが。


もちろんずっとやってきましたし、選手たちも力はあると思います。だからこの順位で甘んじているというか、この順位にいながら発言できることではないですが、やっているプレーそのものはこの順位にふさわしいとは思っていません。その辺はもう本当に自信を少しずつ付けてやってきたところです。そしてまた、守備と攻撃の両輪で回していこうということで今シーズンをやっていますけれども、また少し守備という方にこう重きを置きながらやり始めているというところが、また今のチームにちょっとフィットしているのかなというところもあり、1番いいバランスというのを見ながらやっているつもりです。

そういう風に連携がよかったと見てもらえるならば、本当に嬉しいです。


―次節は順位の近い宮崎戦になるが、戦い方はこのままでいくのか。


基本、ベースはこの戦い方でいきます。もちろん相手に合わせたちょっとしたマイナーチェンジ、その相手に効果的なことはやりますが、基本的にベースというのはこのままいきたいなと思っています。