１．これまでのカマタマーレ讃岐

カマタマーレ讃岐は香川県立高松商業高校・高商OBサッカークラブを前身とし、1956年（昭和31年）より活動している歴史あるクラブです。
2013シーズン、JFL（日本フットボールリーグ）2位となり、J2リーグ入替戦を勝ち抜き、2014シーズンより5シーズンJ2で戦いました。
事業規模7億円、平均来場者数3,805人がそれぞれピークでしたが、来場者が1万人を超えたホームゲームも３試合経験しています。最多入場者数は2016シーズンのセレッソ大阪戦、11,376人です。
現在、戦いの場をJ3に移し、コロナ禍の影響もあり、事業規模や来場者数は減少しておりますが、カマタマーレ讃岐には、事業規模7億円、来場者数5,000人超の試合をあたり前にできるポテンシャルがあります。

2．カマタマーレ讃岐のこれから

カマタマーレ讃岐は、このポテンシャルを現実のものにするために、次の課題にチャレンジしています。

1. （1）チームの強化
2. （2）営業体制の強化
3. （3）入場者数を増やすためのファンベースづくり

この3つはそれぞれ独立したものでなく、互いにつながっており、うまくかみ合えば大きな相乗効果を発揮します。以下、項目ごとにカマタマーレ讃岐のチャレンジを説明します。

（1）チームの強化

カマタマーレ讃岐は、現在、厳しい練習環境で戦っています。複数の公共施設を毎日、転々としながら練習する環境は選手に負担をかけています。強いチームを作るために、練習環境の改善は欠かすことができません。
カマタマーレ讃岐は、2021年12月、三豊市と「宝山湖ボールパーク夢いっぱいプロジェクト」に係る協定を結びました。これに基づき三豊市は、宝山湖公園（三豊市山本町）のグラウンドを整備し、カマタマーレ讃岐はクラブハウスを建設します。クラブハウスは、J1ライセンス仕様の機能（浴室、ケアルーム、トレーニングルーム、休憩室など）を備えた施設にし、2023年秋のオープンをめざしています。これにより、選手は、毎日に決まった場所の天然芝グラウンドで練習できるようになります。また練習後のケアも充実します。毎日のトレーニングの質が大きく改善するだけでなく、いままで練習環境が厳しいがゆえに苦労していた選手獲得にもプラスになります。

• 
• 

（2）営業体制の強化

「宝山湖ボールパーク夢いっぱいプロジェクト」の成功には、事業規模の拡大が不可欠であり、そのための営業体制の強化が必要なります。
クラブハウス建設の資金調達は、三豊市の協力を得て企業版ふるさと納税を活用させていただきますが、寄付（企業版ふるさと納税）を集めること自体は自分たちで行う必要があります。さらにクラブハウス建設後は、宝山湖ボールパークでのサッカー教室、健康・教育プログラムなど、さまざまな地域との交流活動を企業の協賛を得て行っていきます。

• クラブハウス 平面図
• クラブハウス 立面図

（3）ファンベースづくり

平均入場者数は、クラブ価値を示す重要な指標であり、直接的にはチケット販売の成果ですが、平均入場者数を増やすには、その手前にあるファンベースの構築に取り組む必要があります。ファンベースの構築は、既存のファンに楽しんでいただけるサービスの提供と、新たなファンとの接点（知り、関心をもち、新たに来場し、繰り返し来場する）作りと良質なサービスの提供が必要になります。
カマタマーレ讃岐は、2021年12月、「宝山湖ボールパーク夢いっぱいプロジェクト」に向けた準備と、新しいファンベースづくりの取組みとして、FiNANCiEのプラットフォームを活用したカマタマ・トークン事業を開始しました。今後、カマタマ・トークンのコミュニティ機能を十分に活用して、特典の提供、選手の活動報告、選手との交流などさまざまなサービスを提供し、ファンベースの構築、拡大に精力的に取り組みます。

クラブハウス イメージ

さらに「宝山湖ボールパーク」のオープン後は、カマタマーレ讃岐が練習する横で、子どもから大人まで幅広い年代のサッカー大会が数多く行われます。いままで自分でサッカーをするもののカマタマーレ讃岐のことをあまり知らなかった人たちに、カマタマーレ讃岐の選手やチームのことを知ってもらえる絶好の場所になります。クラブとして、「宝山湖ボールパーク」発の情報発信、広報の機能を強化していきます。

3．クラブがめざすこと

カマタマーレ讃岐は「宝山湖ボールパーク夢いっぱいプロジェクト」を起点とした「2030ビジョン」を描いています。チーム強化に必要な事業規模までクラブを成長させながら、J2への復帰とさらにその先にJ1で戦うクラブをめざします。
しかし、J1昇格が最終目標ではありません。香川県民を中心にカマタマーレ讃岐にかかわるすべての人たちに、スポーツの力でもっと元気になっていただくことをめざしています。コーポレートスローガン「ALL FOR SANUKI」にはこのような想いを込めています。

4．求める人材

これらの課題をクリアし2030ビジョンの実現に向けて着実に歩むために、志と情熱をもって仕事と向きあえる人材を募集します。
今回の募集は、営業職（幹部候補および一般職）、ならびに広報（時短社員）になります。いずれもカマタマーレ讃岐の事業基盤の強化に必要な人材になります。
人の成長が会社の成長を支えます。入社後、Jリーグによる各種研修、クラブ間交流のほか、クラブ独自の研修にも力を注ぎます。
ぜひとも一緒に、カマタマーレ讃岐にかかわるすべての人たちに夢と希望そして勇気をお届けしましょう。