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4/14(日)明治安田生命J3 第6節 長野戦 監督コメント

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◆上村健一監督コメント

「天候が悪い中、最後まで精一杯応援していただいたサポーターの皆さまやファンの皆さまに対して、申し訳なく思います。選手は100%、トライをしてくれて、
プレー自体も最後までやり続けてくれたので、自分自身が今一度しっかりと振り返りをし、次節にまた勝ち点が取れるように、準備をしていきたいと思います。」


ー本日、お疲れ様でした。この敗戦を機に、勝ち点を積み上げる為に、どのように立て直しをすることが必要でしょうか。
「実際、長野パルセイロさんに対して、分析をした中で、戦い方については遂行してくれました。

最初のほうはビルドアップも上手くいかなかったのですが、それを粘り強く行なって、ゲーム自体をプラン通りに進めてくれました。
この負けによって混乱することなく、今一度、次のSC相模原さんに対して分析をして、それを整理し、それに対して必要なことを、練習で取り組み続ける、という事を今まで通りやることだと思います。

それによって、またピッチで整理されて、選手が能動的に動いてくれると思うので、そういった部分に2週間を使って、しっかり行なっていく事が出来れば、問題ないと思っています。」


ー特に前半は、中々シュートまで持ち込めなかったですが、後半はその課題をクリアして、何度もシュート場面を作ったと思います。前半から後半にかけて、監督からはどのような指示をされたのでしょうか。
「ビルドアップで、27番の竹下選手を超えた時に、林(友哉 選手)、重松(健太郎 選手)、森川(裕基 選手)、池谷(友喜 選手)、西(弘則 選手)で、相手のボランチとセンターバックがどのような対応をするかによって取りに行くスペースが変わる、という話をしていたので、
その辺りを丁寧に、判断し続け、タイミングを合わせてくれていたので、少し押し込む機会も増えましたし、シュートまでいく機会も増えたのかな、と思います。」


ー微妙な判定もあった中で、チャンスを作りましたが、最後のゴールを割れなかった。勿論相手GKのセーブもあった中であったと思いますが、得点を奪えなかった原因はいかがでしょうか。
「うちのゴール前の粘りというものは、攻撃においても守備においても求めていますし、やはりサッカーの勝敗を決するのはこういった部分が大きいな、というのは思い知らされましたし、
ゴール前の場面で言うならば、やはりあそこで、積極的にシュートを打つという事と、相手を見ながらコースを狙うといった部分ですとか、今一度、コンパクトな狭いスペースの中でも、
相手を見て、色々なプレーを判断していくという所が今後増えていけば、ゴールというのは生まれるでしょうし、失点もわずかな隙だったので、今一度90分間継続し続けるというところを徹底し、たくさんゴールを奪って、勝てるゲームを増やしていきたいです。
レフリーの方の判定については、僕は何も思わないです。(微妙な判定は)ゲームの中で起こりうる事ですし、色々な事が起こるので、それに対しては、僕の中では考えていないです。
選手にハーフタイムに言ったのは、'色々な事があってもプレーを続けるという事だけ、しっかりとやってほしい。'という話をしたので、それについては後半は少し前半よりも改善されていたので、
そういったところはまた継続してほしいと思っていますし、どんなゲームになろうが、勝つために最善な方法を徹底し続けて、頑張っていきたいと思います。」


ー相手が早々に選手交代。システムを変えてきて、自分たちが良い流れで来ている中、なかなか交代カードが切りにくかったと思うのですが、その部分についてはどういう風に試合をご覧になっていましたか?
「相手は明神選手が入って、システムも2トップにし、5-3-2の立ち位置になったので、その中で少し、中盤で難しさが生まれていたので、選手交代を含めて立ち位置を変えないといけない、というところに時間がかかり、中村亮 (選手)を入れて少し4-4-2のようにしたのですが、そこでのビルドアップ時の立ち位置、守備時の立ち位置であったりそういった所が明確になっていなかったので、
選手交代して、僕が選手にうまく伝えていないという事で混乱を招いてしまったので、そこは本当に選手に申し訳なく思いますし、今一度、トレーニングの中で4-4-2、3-4-2-1だったり、色々なシステムがあると思いますが、その中で時間帯等を含めて、やらなきゃいけない事というものを皆で共有し、徹底して、次のゲームに対して準備をしたいです。」


ー最後はパワープレーを行っていました。それによって次に向かっての課題であったり、収穫もあったと思いました。それについてはいかがでしょうか。
「パワープレーのやり方についてはチームの中で共有していることなので、実際にゴール前に運ぶ機会は増えましたし、シュートチャンスがあり、コーナーも取れたりしていたので、これは今後、こういったゲーム展開になった時にはまた継続してやっていきたいと思いますし、相手の守備の仕方によってはまた違った形であったり、パワープレーをせずに最後までゴールを目指すという事も考えないといけないのかな、と思います。」


ー今日の試合を振り返って、表裏一体だとは思いますが、カマタマーレが自分たちの思うようにうまくいかなかったのか、あるいは長野がいつも以上に良かったのか、どちらの意味合いが強いと思いますか?
「相手は5-4-1でブロックを組んで、トップの竹下選手もすごく連動しながら追い続けていて、素晴らしかったと思いますし、それにうちが押し込む時間が少し長くなった時も、声を絶やさずに、本当に勝つためのプレーというものを90分間されていたので、すごく良いチームだったと思いますし、次に対戦するときには、今度は僕達が、苦しめられたものを苦しめれるように準備をしたいです。」


ー監督に就任されてから、公式戦で初の敗戦という結果となりました。最後にサポーターに挨拶をされた姿が印象的だったのですが、
改めて今日の感想と、次に頑張らなければいけないと、感じた事があれば教えてください。

「選手はやはり、コーチングスタッフが提示するものに対して、すごくトライしてくれますし、100%プレーし続けてくれるので、今一度僕も振り返りをしっかりと行ない、
どういった提示が相手に対して正しいのか、時間帯、ゲーム展開、色々なものに対してどういった戦い方を選ぶべきか、というところは今一度僕も振り返って、選手に正しい提示をできるように、やらないといけないと思います。

負けたこと自体は本当に悔しいですし、最後まで、合羽を着て濡れながら、寒い中でも応援して下さった方々に、悔しいゲームを見せてしまったので、本当に申し訳ない思いで一杯です。
次はアウェイですが、応援して下さるファン・サポーターの皆さまに少しでも笑顔を届けれるようなゲームを届けたいと思います。」


ー(AC長野パルセイロ・)横山監督も仰られていましたが、元々ディフェンシブなサッカーではなく、押し込まれるのことを想定して、こういった形で試合に臨んだ、という事だったのですが、
今後の試合でもそういった事が出ると思います。それに対しての備えというものはありますでしょうか。

「5-4-1でブロックを組まれて、なかなかスペースはないのですが、ただスペースが生まれる瞬間というものは実際にあるので、その瞬間を逃さないように、
そこを使うために、破るために、必要な要素を今一度、トレーニングの中で共有したいです。
ないと思ったスペースが実際にはありますし、タイミングもあるので、そこを逃さないように、トレーニングの中で必要な要素として、グループでの共有で、
ここにはどうしてもパスの質であったり、動き出しのタイミングであったり、ボールを見ることであったり色々なことがあるので、
狭いスペースでも破っていけるようなトレーニングを今一度、増やしていかないといけないと思っています。」