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【5/6・7/19土讃戦】ダービー名決定記者会見議事録と会見動画について

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 4月8日に高知市にて行われました高知ユナイテッドSCとのJリーグ公式戦におけるダービー名決定記者会見の議事録と会見動画をお知らせします。



【会見日時】 2025 年 4 月 8 日(火) 10:00 開始 10:30 終了予定
【会見場所】 オーテピア高知図書館 4F ホール(高知県高知市追手筋2-1-1)
【登壇者】
高知ユナイテッドSC 代表取締役 山本 志穂美 (やまもと しほみ)
高知県観光キャラクター 坂本龍馬くん
カマタマーレ讃岐 代表取締役社長 池内 秀樹 (いけうち ひでき)
クラブマスコット さぬぴー

記者会見議事録

―ダービー名称は【土讃戦】(どさんせん・DOSAN-SEN)


―決定の経緯(司会より)

「土佐」の「土」、「讃岐」の「讃」を用いた名称であり、讃岐と土佐を繋ぐ交通機関のJR四国「土讃線」でも使用されるなど、すでに多くの両県民に親しまれ、また今後長く愛され認知される名称として両クラブが協議をし、決定いたしました。


―「土讃戦」と聞いて率直な感想

〇高知・山本


私が小さなころから列車に乗ると言えば「土讃線」でした。


その名称は土佐と讃岐から取られていると。これはもう我々のダービー名にはぴったりの名前ではないかと思います。親しみ深く、長く愛されるダービー名ではないでしょうか。


また、JRの利用者も増えてくれるのではないかと思って喜んでおります。


〇讃岐・池内


今、山本社長からご案内あったように、本当に2つの地域を結ぶ名前として素晴らしい、長く親しみがあって多くの人に愛されるようなネーミングができたのではないかと思っています。


今年から始まるダービーですが、たくさんの方に知っていただいて、選手たちもそれを励みにしっかり頑張れるような素晴らしいネーミングができたのではないかと思っています。


―ダービーへの意気込み

〇高知・山本


Jリーグに初めて参入いたしまして、まだまだ「ひよっこ」の赤ちゃんのよちよち歩きの状態の私ども高知ユナイテッドSCでございますが、大先輩の讃岐さんの力を借りまして、胸を借りて戦っていきたいと思っています。


サッカーで地域を盛り上げる、四国全体を盛り上げていくことが楽しみでなりません。


〇讃岐・池内


山本社長からは謙虚なお言葉がありましたけども、本当に今の直近(4/8現在)の順位で言うと、10位(讃岐)と11位(高知)というところで、勝点差も1しかない状況です。前節の試合でも高知さんは大勝されております(5-0松本)。5月6日の土讃戦まではまだ3試合ありますが、その間に我々が上の順位で居れるような、そういう戦い方で3試合こなした上で、5月6日、両方のチーム、サポーターも含めて正々堂々と戦って、素晴らしい試合をお見せできればと思っています。とにかく勝利目指して頑張ります。



―現時点での試合日取り組みについて

〇高知・山本


PRIDE  OF中四国というものにJリーグは取り組んで居ります。当日はポケモンのキャラクターが来ていただけるということで、高知だいすきポケモンのヌオーとうどん県PR団のヤドンが会場に遊びに来てくれます。


5月6日はこどもの日ですので、親子連れでたくさん楽しめるようなイベントを準備しております。ポケモンにもぜひ会いに来てほしいです。


写真撮影会も大々的にございますので、お見えになってください。


JR四国様には今ご協力をいただきながら、この土讃戦を盛り上げるために今後一緒に取り組めることを模索しております。


まだはっきり決まったことではございませんので、決まりましたらまた皆様にご報告させていただきます。


すでに面白い内容もちょっと決まっておりますので、楽しみにしていてください。


サッカーはホーム&アウェイで行われます。アウェイツーリズムといって、ホームが経済的にも潤い、人の行き来を発展させるというところで、名鉄観光さんにご協力を得てバスを運行させます。「ホームからアウェイに一緒に応援に行こう」というバスはよく聞くと思いますが、「高知に来てほしい」という思いで、対戦相手へツアーを企画しています。私ども高知は初戦からこの取り組みをしております。この土讃戦でもすでに40名の皆様のお申し込みがあり、どんどん増えていけば楽しいかなと思います。


この5月6日の試合に向けて、日本財団のHEROs PLEDGEに申し込みをし、「スタジアムからプラゴミをなくそう」という運動に取り組んでおります。


かねてから私共はSDGsスタジアム日本一を目指そうと、JFL時代から頑張っておりましたが、この5月6日は、このイベントも大々的にさせていただきます。


高知では、男の子に生まれたら、こどもの日にはフラフを風になびくように立てるんです。この高知の伝統であるフラフを是非、皆さんに見ていただいて、振る楽しみも子どもたちに味わってもらいたいなと思っています。


先日のルヴァンカップで、ガンバ大阪のサポーターの方が大きな旗を持ってたくさん振っている姿を見た高知の子どもたちが、「あれやりたい!」と言っていました。それを見たときに「これいいんじゃないか」と。大きい旗を振るのは、ものすごい技術がいりますが、フラフ師さんに「どうやったらうまく旗が触れるか」と教えていただけたらと考えています。


他にもたくさんの親子で楽しめるイベントを満載して、讃岐サポーターの皆さまをお待ちしておりますので、ご家族お揃いで来てほしいと思います。


―両クラブサポーターへ

〇高知・山本


我々は昨年12月1日に高知での入れ替え戦ができませんでした。


その時に開催できる場所、もうどうしたらいいのかと迷っておりましたところ、讃岐さんのPikaraスタジアムを借りることができました。


本当にあの時はありがとうございました。思い出しても今まだ胸がいっぱいになりますが、あのPikaraスタジアムで、駆けつけてくださった讃岐のサポーターさんたちが我々を見つけて、「頑張ってね」「四国1つで頑張っていこう」「高知家ならぬ四国家で勝ち抜いていこう」と、すごく励ましてくれました。その時の感謝の気持ちを込めて、両サポーターでこのダービーを盛り上げていけたらなと思っております。


ぜひともに一緒に高知を、讃岐を、四国を盛り上げていっていただけたら嬉しいです。


〇讃岐・池内


素晴らしいコメントをありがとうございます。


昨年の12月は我々のホームスタジアムで入れ替え戦を行っていただいて、堂々とした戦いで、勝ち抜いてきたっていう、本当にリスペクトしています。


大変な状況があったと思いますが、今一緒に戦えることを本当に我々嬉しく思いますし、高知ユナイテッドSCの皆さんに敬意を表します。


Jリーグ、J3の試合は本当にチーム、クラブだけではなくて、ファン・サポーターの皆さまと一緒に作り上げるものです。ぜひ最高の舞台で選手たちが輝けるような、そういったホームアンドアウェイの試合を一緒にできればなっていう風に思っています。


本当に我々も楽しみにしていますし、みんなで盛り上げていきたいと思います。


どうぞよろしくお願いします。


<質疑応答>

―高知にとって初めてのダービーマッチ、緊張はあるか

〇高知・山本


毎試合緊張感はあります。ただこの5月6日の讃岐戦は、昨年9月1日のように1万人を目指していこうと思っております。かなり準備をしていこうと思っておりますので、その緊張感は持っています。


―池内社長は今の意気込みを聞いてどうか

〇讃岐・池内


いや、すごい意気込みなので、山本社長の圧に負けないようにしっかり頑張りたいと思います。



―JFL時代にはなかった念願のダービー戦への思い

〇高知・山本


徳島さんと愛媛さん、今治さんと讃岐さん、が戦うたびに高知からも皆さんが応援に行くんです。


どこを応援しているか、わからないですが、その“ダービー”見たさに行くんですよね。


それを見ていておっしゃる通り、「指をくわえて見ていた」というのは、確かに本当その通りでした。地域リーグの時、JFL時代も、讃岐さんにはトレーニングマッチでお伺いして、お世話になりました。そういった憧れのJリーグのクラブと戦えるということは、本当に嬉しいです。


選手たちもワクワクしていると思います。近いからこそできる人の盛り上がりとか地域の勢いというのは、ほかのクラブがアウェイで来てくださる時とは違う感覚を持っております。きっと血が騒ぐんですかね、これ。ダービーってそういうものなんですかね。


近いからこそ、歴史を辿ると土地の争いがあって、武士たちが戦っていた時のような、そんな感覚になるのでしょうか。わからないですが。なんか血が騒いでくる、そういう戦いっていうのは、決して争うということではなく、共にベストを尽くす、そういうことだと思います。共に地域を盛りあげながら、サッカーというスポーツでどれだけ競い合えるか、もう本当に楽しみでなりません。


―池内社長、ダービーの解釈はあっていますか

〇讃岐・池内


血がこう湧き上がるような、そういう熱い戦いというのは本当におっしゃる通りですね。


日本全国60クラブありますが、それぞれのクラブが、それぞれの地域に根差して、地域のために戦うというのは、Jリーグの理念の1番の基本なので、本当に県民を代表して戦うという意味でも、ぜひ勝ちたい。本当に恥ずかしい試合はできない、そんな気持ちが一層強くなる、そういった試合がダービーだと思っています。


本当にお互いに正々堂々戦って、素晴らしい試合ができればと思っています。