【3/2金沢戦】米山篤志監督試合後コメント
GAME
2025明治安田J3リーグ第3節
vs ツエーゲン金沢
米山 篤志 監督 試合後コメント

―試合総括
最初の勝たなければいけないポイントとなる試合だなという位置付けでいました。
「勝って会見する」と思っていましたので、引き分け以下のコメントはあまり考えていなかったです。
今日勝てば首位も見えてくる大事な試合だったので、「ここで」という思いも強かったですが、選手たちは展開を考えれば非常に粘り強い戦いをしてくれましたし、主に守備面において、ここまで準備してきた良さを出してくれたと思っています。
シュートを打たれた数というのはかなり多かったように体感していますが、そのほとんどに対してしっかりブロックは入っていました。
相手のセットプレーも多く、金沢は高さが充実したチームですので、かなり苦しくなるなという中でも失点0で抑えてくれたという意味で、コーチ陣と一緒に準備した選手たちの素晴らしさが出たかなという風に思います。
この勝点1を開幕戦同様に、意味を持たせるためにも、次のアウェイ北九州戦でしっかりと勝って、またいい流れを手繰り寄せられるようにしていきたいなと思います。
―相手に持たせている感覚でいたいと試合前に話していたが、今日の展開の中で選手たちの心の持ちようはどう見ていたか
十分に自分たちでコントロールできているプレーだったと思いますし、精神的にもそういう時間帯が多かったと思います。
ただ、失点を喫した前半終了間際の時間帯に関しては、少し押し込まれる展開があったので、ここに対して流れを変えることができずに失点したことは、非常に悔やまれますし、もったいなかったと思っています。
―後半なかなかボールを運べなかった要因と打開策
同じシステムでがっちりかみ合う形ですので、なかなか難しい試合になる、硬い試合になると予想はしていました。
少し形をずらしたところで、後ろを4枚にしたりしながら、もう少し侵入ができるかなという風に思っていましたが、やはり相手の圧力っていうのも感じる中で、雨も降ってきたり、いろんな環境の中で少し難しさが出たというのは事実だと思います。
ただ、色々変えすぎることによって自分たちのバランスが崩れて、そこから先に失点をすることはしたくなかったので、我慢する時間は我慢してもらって、最後のところで少し2トップといういつもと違う形で勝負に出ることで対応していこうという考えでした。
―次節のアウェイ北九州戦、昇格を争う有力な相手にどう戦っていきたいか。
次勝つことができれば、2勝2分けでまだ負けなしでいけますし、順位も昇格に絡める位置でそのまま推移していけると思います。そういった位置で戦い続けることに我々はやはり慣れていく必要があるし、そういう戦いをするためには、苦しいところも耐えながら、チャンスのところで一気にパワーを使えるかどうか、そういう経験値も得られる試合だと思っています。
もちろん勝負に徹して勝点3を狙いに行きますが、同時にしっかりとした堅さも備えながら、勝ちを狙っていきたいなと思います。
―素晴らしいセービングが光った飯田選手の評価
非常に良かったと思います。存在感もしっかり出してくれていましたし、シュートストップのところでも、選手たちもかなり助けられたのではないかなと思います。
ただ、失点のところは、もしかしたら彼自身も自分で対応できたかなと思っているかもしれませんので、そこに対してはまた次のところでしっかりと見せてくれればいいと思っています。十分チームを助けるプレーをしてくれたなと思っています。
―ジャッジについて
今年から来ていただけるお客様に、より長い時間のプレーを見せていくために、プレーを切らずに続けていくという趣旨で、アクチュアルプレイングタイムを少し長めにする。その分少しタフな接触に関しては流すこともあると、マッチコミッショナーの方からも聞いていましたので、タフな接触が流されることもあるだろうなとは思っていました。レフェリーの方も難しいと思うので、このレギュレーションになったことに我々も協力していかなければならないと思っています。ただ本当のファールと流していくべきところと、やっぱそこの線引きというのはレフェリーの方も苦しんでいるのかなと思います。その辺の難しさも、仕方がないかなと思っています。
―記者席から見て偏ったようにも見えたが選手たちは耐えていたのか
そうですね。我慢していたと思います。
僕は我慢できました。はい。選手たちがプレーでもしっかり戦ってくれていましたの思うところもありますが、(変わったレギュレーションに対して審判の方が)慣れるまでは本当に大変だということも理解はしています。上から言うとかではなくて、レフェリーの方とも連携していけるといいのかなと思っています。
―ゴールは流れの中から素晴らしいゴールだった
全体的にやや押される展開の中で、しっかり耐えて、チーム全員でシュートコースを限定して、防いだところからまたいい流れを引き寄せました。相手が形を変えて攻撃してきたところをついていこうという意味では、非常にいい形で速攻が決まったなと思います。狙い通りの得点でした。
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