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【12/2岩手戦】試合後コメント 金井 貢史 選手

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12/2(土) 2023明治安田生命J3リーグ 第38節

vs いわてグルージャ盛岡 戦


金井 貢史 選手試合後取材より


 ー最後の試合を終えて。

「僕にとっては最後ですけど、讃岐にとってはただの1戦。今シーズン最後の試合ということで、やっぱりチームとして勝ち切れなかったのが今年を象徴しているのかなとは思います。詰めが甘かったし、自分としてもチームあってのことなので自分も甘かったということだと思います。僕は次に繋げられないのですが、若い選手たちや僕以外のチームを去る選手たちは、”今年の1年があったから来年こそは”とか”次は見返してやろう”とか、反骨精神を常に持って日々自分をどれだけ向上させられるか追及してやっていかないと終わってしまう。讃岐を去る選手も、ここにいる選手も1年間一緒にやってきて、そういう向上心がまだまだ足りない部分はあったし、言葉では言わないですけど背中では見せてきたつもりです。それが伝わっているか伝わっていないかわからないですけど、練習中に僕は色々キツい言葉も言ったし嫌われてもいいと思っていたので、理解してもらえていたら嬉しいです。逆に何年後かにこういうことだったんだなと理解してくれるだけでも、僕がこのチームに来た意味も、このチームに居た意味もあると思います。」


ー最後の1週間をどう過ごしたか。

「いつもと変わりません。ホーム最終戦前に引退することを決意して、ホーム最終戦の前日、家族にも話しました。僕一人で決めてしまったので、家族に説明し、チームのみんなにも前日の大事な時間ですけど伝えさせてもらいました。みんなにも伝えましたけど、僕のためにとかではなくて自分のために1戦1戦を戦ってほしいと。僕自身もいつもと変わらず、毎日の準備ができて心の中ではこれが最後なんだなとも思っていましたが、実感がわかなかったです。一つ言えることは、大きな怪我もなく16年間できたのは誇りです。本当に両親に感謝したいし、妻、子ども達にも感謝したいです。サッカーを通して色んな人に巡り合えたし、サッカーを通して成長させてもらったと思います。逆に言えば、サッカーしかしてこなかったので今後はまだ何も決まっていないですけど、いろいろな角度からサッカー界に貢献したいです。小さい子ども達がサッカー選手ってカッコいいんだなと思ってもらえるように今年1年もそうですし、ずっとプロ人生で見せてきたつもりでした。それが伝わっていればいいですけど、本当にサッカー選手ってめちゃくちゃカッコいいんだぞって、僕は今でも思ってます。なれるものじゃないし、いろんなものを犠牲にしなきゃいけないし犠牲にしてきたし、いろんな人のサポートがあって、本当に感謝しかないです。そんな人生でした。」


ーこれからの讃岐への思いと、サポーターへ向けて。

「僕が言えることでもないですけど、やるからにはJ1を目指さなきゃいけないです。ただし、大きな目標を持つことは大事ですけど、目先の小さな目標を何個も作っていくこと。

そして、誰が出てもいいようなサッカーをしないといけないし、もっとギラギラしないといけない。みんなもっとギラギラできるので、満足せずにこのチームで上を目指したいという選手がいなきゃ強くならないと思います。そう思うのは選手個人の問題ですけど、サポーターの皆さんはアウェイにも関わらず、バスツアーなどで多くの方が足を運んでくださって、そんなアウェイに僕自身、最後の方は来れなかったんですけど、SNSを通して見てすごいなと思いつつ、感謝していました。そういうサポーターがいる、このチームは強いと思います。あとは選手がピッチでやるだけだし、宝山湖ボールパークができて、あとは上に登るだけ。下を見たらキリがないです。上を見続けて、選手は下に落ちることを考える必要はないです。大きい目標を追いつつ1個1個クリアしていくことが大事だと思うので、常に選手もチームもギラギラして上を目指して頑張っていってほしいと思います。僕もずっと応援しています。」