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【試合後コメント】4/10福島戦 試合後記者会見より

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西村 俊寛 監督


総括コメント
「スタジアムにたくさんのファン・サポーターが来ていただいた中で、首位相手に勝点1を取れたのは喜ばしいこと。前半、ボールを意図的に動かせていて、後半もそのように入ろうと思ったが、うまく入れずにリズムを持っていかれたのはもったいなかった。ただ、選手はがんばってくれて、特にGK高橋はゲームをつくってくれた。選手たちには感謝している。チームはサブもベンチ外も含めて盛り上げて、一つになってきている。それを継続していきたい。」

このフォーメーション(3-4-2-1)の狙いは?
「相手のシステムに対して、どうやってビルドアップするか考えた時に、ワントップでダブルボランチの方が、相手は的が絞りにくいと考えた。練習でもいい効果が出ていたが、前半に関しては、うまく機能したと思う。」

積極的な指示を出していたが、どんな指示を?
「相手のオフェンシブ17番の選手(延選手)がDFとボランチの間でいいポジションをとっていて、そこに伊従選手がプレッシャーをかけていた。そうなると、伊従選手の背後があいて、そこに9番の選手(高橋選手)がランニングして、1対1の状況ができる。この状況がキツイと思ったので、まず17番の選手はアンカーに見させる、その中で(ボールが)、出てからいけと指示した。攻撃に関しては、ボランチの位置を修正しながら、ボールに常にからめるようにコーチングをした。」

収穫は?
「失点が続いていたが、無失点で防げたのは収穫の一つ。前半のビルドアップは、チームとして構築してきた部分。こういうことができると攻撃力が増すという確信があったので、そこは積み重ねたい。」

ゴール前の枚数が少ないように感じたが?
「ワントップになると、ペナルティエリアに入れる選手が減る。後半だいぶ疲れてきて、西本選手や長谷川選手もそこに入れなくなって、ゴール前の迫力にかけていた。それがもう少しボールを持ちながら高いところで展開できれば、その時間も作れたが、後半はうまくいかずもったいなかった。」

次節以降、どのように戦うか。
「チームとして、選手がかなりがんばってファイトしてくれているのは、継続して求めていきたい。ひたむきさは出てきたが、クレバーの部分の戦術面でもっと積み上げていきたい。より勝つ確率が高いチームをつくって、もっと勝点を奪えるようにしていきたい。」


高橋 拓也 選手


守りながら、どのようなことを考えていた?
「連敗をしているなかでも、チームとして始動日からここまで、間違いなく積み上がってきている。首位相手に勝つことでチームの成長に繋がる試合にしたいと思っていた。引分は最低限の結果だが、うまくいったシーンもあったので、できれば勝点3を取りたかった。」

積みあがっているのは、どんなところ?
「できる試合もあればできない試合もあるが、攻守の切り替え、ボールを自分たちがもって相手を崩していく、相手をみてサッカーをするというところ。そういったことをできる時間が増えてきた。ここはブレずに続けていきたい。」

自身のプレーに関しては?
「今シーズン、無失点の試合が一つもなかったので無失点の試合にしたいと思って臨んだ。ピンチの招き方は不用意だったが、チームを救うセーブをするために練習をしているので、自分の仕事ができてよかった。」

ここからのリーグ戦について。
「松本との開幕戦から今日の福島まで、試合をするたびに課題が出て、それに全員で向き合ってトレーニングできているので、それを引き続きやる。勝ち続けるチームになるために、学んで謙虚にやっていければ後半戦には面白いチームになっていると思う。」


長谷川 隼 選手


今日の試合を振り返って。
「前半も後半も立ち上がりで大きなピンチがあったが、キーパーの拓也さんが防いでくれたおかげで、こういった試合展開になった。そういった場面をつくってしまったことは反省しないといけない。前半は、自分たちのボール保持も長くなってチャンスもできた。後半、ボールを動かすという部分で全体的につまってしまいゲームが難しくなった。結果だけみれば、無失点で抑えたということはチームとして守れていると感じた。」

ポジティブな要素が多かった?
「相手は首位だが、引分でいいと思って試合に臨んだわけではない。これから少しでも順位を上げるために勝点3を積み上げないといけない。もっと高い位置で攻撃をすることが課題。守備でも、前からアグレッシブにボールを奪おうとしているので、そこの運動量を90分通してやる。さらにそのためには、攻撃で自分たちの時間をつくる必要がある。
押し込まれる時間が多く、落ち着く時間があまりなかった。個人として、縦パスを急ぎすぎたことと、パスの質が落ちたことは、ゲームをコントロールするポジションとして反省したい。」