【試合後コメント】明治安田生命J3リーグ 第29節 鳥取戦 試合終了後コメント
ゼムノビッチ監督
「14位鳥取との対戦だった。前半は五分五分の展開だったと思う。後半は主導権を握り、先制できた。その後に2度の決定機を決められず、追いつかれた。失点から集中力が切れ、立て続けに失点した。内容や気持ちの部分は良かった。最後の20分間で攻めるか、守るか悩んだ。良い流れだったので(後半途中まで)選手交代しなかった。」
選手交代の意図は
「選手には疲れが見えなかった。良い気持ちで戦えており、2点目を奪えると思った。もう少し我慢したかったが、失点して鳥取のペースになった。選手交代によって流れが悪くなることも考え、とても悩んだ。」
2・3失点目は集中力が欠けたか
「集中力が欠けていた。また、前へ行く意識があり、ディフェンスラインの裏にスペースができてしまった。相手には良いストライカーがいた。」
高木選手・竹内選手の引退前、最後のホーム戦だったことについて
「なんとか勝ちたかった。本人やほかの選手も勝ちたかったと思う。最初は60分で交代しようと思ったが、流れを見てプレーさせた。」
15位が確定したことについて
「ここ4試合は難しい試合だった。第18八戸戦・第20節のYS横浜戦の試合が鍵になったと思う。このような試合で勝利や連勝できれば、チームの順位を上にいかせることができた。内容は悪くなかったが、勝ちきれなかった。大事な試合で勝てなかった。」
あと1試合残っているが、今季を振返って
「攻撃的にすると、ディフェンスラインの裏にスペースを与えてしまう。一対一での対応が多くなり、失点に繋がった。守備的にブロックを形成すると、攻撃のスピードが不足してしまう。前線でボールをキープすることや押し上げが足りず、攻守のバランスをとることが難しかった。第19節の沼津戦は守備から入り、奪ったボールを前へ運べ、とても良い試合だった。(沼津戦以外は)カウンターの形を作っても決められなかったし、ラストパスの精度を上げたかった。」
来季以降のカマタマーレ讃岐へ
「新監督や選手編成についてはわからない。僕であれば選手の能力を見てチームを作る。トップレベルのチームであれば、チームのスタイルに対応できる選手が集まる。選手の能力に応じてスタイルを変える必要があると思う。攻撃の時、個人技術は大きなポイントになると思う。狭いところでトラップすることや前を向くこと、ワンツーなど試合でうまくいかなかった。」
竹内彬 選手
最後のホーム戦を終えて
「今日の試合で勝利できず、多くのファン・サポーターの前で勝利できなかったことに対して、申し訳ない気持ちが非常に強い。
個人的なことで、人生においてはただの通過点かもしれないが、引退は自分の中では大きな節目の一つ。セレモニーをしていただき、遅くまでスタジアムに多くの方が残っていただき、チームメイトも送り出してくれた。本当に感謝の気持ちでいっぱい。幸せな選手生活だった。」
引退を決められた理由は
「ここ2・3年、常に引退という文字と隣り合わせだった。今季に限らず、コンディションが難しくなっていると感じた。ここ5・6年、年齢とともにフィットネスが落ちるのは当然だと思った。今までは、経験や仲間の助けでカバーしてきたと思うが、今季は難しくなってきたと感じた。また、セカンドキャリアとして、チームの強化に携わりたい思いが強かった。クラブと話をするなかで、そのポジションを任せていただけることになり、自分の中でもすんなりと受入れたと思う。」
セレモニー中に「引退します」という言葉の前に言葉を詰まらせていたが、どのような気持ちが湧き上がってきたのか
「引退しますという言葉は言い切る言葉なので、詰まってしまった。いろいろ感情が込み上がった。セレモニー中、涙が流れたかもしれない。」
カマタマーレ讃岐をどのようなクラブにしたいか
「今は決して大きいクラブではないかもしれない。ここ数年は難しい時期を過ごしているので、回復できるようにしたい。地域の多くの方々に愛されるクラブになりたいと思う。
いろんな方が既に様々なことをしている。そのような方々とコミュニケーションをとりながら、自分ができることを探していきたい。」
来季はどのような選手にキャプテンになってほしいか
「キャプテン像は人それぞれあると思う。自分のスタイルでやってほしい。」
高木 和正 選手
「今季、ホームで一度しか勝利できず、本当に情けない成績でファン・サポーター、応援してくださった皆様の期待を裏切り、本当に申し訳ない気持ち。
多くの人のおかげで、引退セレモニーができた。今はいろんな感情がある。ただ、自分のできることを全力でやったつもりなので、後悔なくスッキリした気持ち。」
セレモニー中、言葉が詰まらせてしまう場面もあったが
「キャリアのなかで一番長い、8年間プレーさせていただいた。毎年、残留争いやJ3降格、J3でも結果が出なかった。ファン・サポーターのほうが辛かったと思うが、自分も苦しい時期が多かったと思う。多くの選手が今までこのクラブのために戦ってきた。今のカマタマーレ讃岐があるのはその方々のおかげ。その人たちの気持ちを背負ってプレーしてきた。引退するので、次の選手たちに頑張ってもらいたいと思う。」
引退を決断した経緯は
「ここ数年、思うようなプレーが少しできなくなったと感じた。そろそろ引退かなという気持ちに常になった。多くの方々や家族の支えがあり、今までプレーしてきたが、今季は特に出場時間が減り、チームも最下位だった。選手として意味があるのかを感じた。出場時間が減り、チームの力になれていないと思い、引退しようと決断した。」
来季以降、どのような選手に10番を託したいか
「僕は地元で10番をつけて8年間プレーできた。チームが決めることなので僕が言うべきではないと思うし、10番にこだわりを持っている選手がいるかわからないが、チームを引張ってほしい。このクラブのためにしっかりとプレーしてほしい。」
薩川 淳貴 選手
「1点リードしているとき、僕に決定機があった。それを決めていれば、もっと試合を楽に進められたと思う。あの場面で決められないことが、今年の甘さであると感じている。」
失点を振返って
「同点にされ、少し前がかりになった。メンタルの部分で立て直し、まずはしっかり守ることができなかった。意思統一できなかったと思う。」
高木選手・竹内選手の引退前、最後のホーム戦だったことについて
「2人が引退するということで、この1週間、絶対に勝つ気持ちで臨んだ。勝利できず、本当に悔しいし、2人には申し訳ない気持ちでいっぱい。」
残り1試合あるが、今季の個人のプレーの振返りを
「昨季は試合に絡めなかった。今季、すごく大きな覚悟を持って挑んだ。しかし、昨季に引き続き、結果が出なかった。僕はどちらかというと攻撃の選手であり、ゴールやアシストなどでチームを勝たせるプレーを増やしたいと思った。まだ足りない部分がある。自分でチームを勝たせられる力をつけたいと思っている。もっと突き詰めないといけない。」
苦しい場面が多かったと思うが、その中で得られたものは
「1年間、選手がプレーして、結局結果がでなかった。選手たちの責任だと思う。一人ひとりのレベルをもっと上げ、常にベクトルを自分に向けて、もっと成長しないといけない。」
12/5(日)福島戦への意気込みを
「残り1試合、何としても勝利してシーズンを終えたいと思う。」
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