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11/10(日)明治安田生命J3 第30節 福島戦 監督コメント

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◆上村健一監督コメント

「遠く福島までたくさんのファン・サポーターの皆様、来ていただいたにも関わらず、勝ち点3を届けることができず申し訳なく思います。

相手が、4-4-2のフォーメーションで戦ってくるだろうと予想をしてトレーニングを行いましたが、4-1-4-1でした。そのフォーメーションで戦ってきた相手の守備のやり方に対して、どこから攻めていくかを選手たちとは共有できたと思います。

ただ、相手のフォワードライン、中盤ラインを越えたあとのプレーでボールを失う回数が多く、ゴール前までボールを運べず、ゴールが生まれなかったと思います。

ビルドアップの部分は丁寧にできましたが、ファーストライン、セカンドラインを越えた後の攻撃の質を上げていかないといけないと、再確認しました。

守備の部分は、相手がボールを丁寧に繋いでくるので“なるべくボールを高い位置で奪いにいこう”と、試合前から選手達に話をしました。(讃岐が)1トップもしくは2トップになった時、森川選手と重松選手がうまく(プレッシャーの)スタートをきってくれて、前から連動してボールを奪いに行く回数は多かったので評価に値すると思います。

ただ、インスイングのクロスから失点が起きてしまったので、ペナルティエリアまわりの対応は、今一度、トレーニングで改善しなければならないと思います。」


―序盤からリズムを作ってボールを回せたと思いますが、ボールを回しても得点に繋がらず、無得点でした。今季通算12試合目の無得点の試合になりますが、原因はどこにあると思いますか。

相手のファーストラインを超えた後のボールの動かし方などでミスが多く起こっているので、ゴール前にもっていく回数が少ない、ゴールが少なくなっていると思います。


―開幕前、わくわくドキドキするような攻撃的なサッカーを魅せたいと言っていたが、今シーズンできているのか、できていなければ、何が原因なのか。

ビルドアップの部分は丁寧に開幕前からやってきたので、ボールを前にもっていく回数、(相手の)35mラインに侵入する回数は、増えています。シーズン開幕当初よりも回数は増えていて、伸びてきていると思います。その後、リスクをかけて、前線に選手の人数をかける頻度が少ないので、わくわくする回数は少なくなっているかと思います。

今日の試合では(讃岐が)3バックでビルドアップをしたときに、センターバックの麻田選手がクロスを上げるシーンがあったりと、改善はされているので、このようなシーンを試合の早い時間帯でできれば、もっとワクワクする回数は増えたのかなと思います。


ーJ2復帰が叶わず、若い選手を残り試合で起用してほしい。というサポーターの声もあります。残り4試合どのように戦っていきますか

1週間のトレーニングで一番、良い選手を選びたいと思います。次の相手に対して、一番適した選手を選びたいと思います。


―4-4-2を想定して、試合に臨んだということでしたが、相手の試合開始のフォーメーション4-1-4-1でした。相手が1トップの方が、讃岐がペースをつかめていて、相手が4-4-2なってから相手のペースになり、失点もしたということで、相手の4-4-2のところの対応の誤算はあったのでしょうか

相手の樋口選手と田村選手のどちらかが後ろから前に出てきて、4-4-2のような形になったかと思います。試合開始のフォーメーションが4-1-4-1であっても、問題はなかったです。

ただ、(4-1-4-1から4-4-2への)移行期に、選手のポジショニングスピードが足りなかったと思います。4-4-2、4-1-4-1両方、混乱したということはないと思います。


―試合終了直後、ベンチに腰を掛けてボードを見て何をしていたのかと、その時の気持ちを教えてください。

試合が終わった時点で、もっと可能なもの、もっと変えられるものが何か、選手起用なども含めて、振り返りをおこなっていました。

負けたことに対して悔しい気持ちになっていました。