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11/3(日)明治安田生命J3 第29節 F東23戦 監督コメント

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◇上村 健一監督コメント

「前節で、1年でのJ2昇格が無くなったにも関わらず、お客様にご来場いただき、劣勢の中でも試合の最後まで声援を掛けていただいた皆さまに、勝ち点3を届けることが出来ず、大変申し訳なく思います。

試合は、ゲームの入り方自体があまり良くなく、前後半通して先に失点してしまう、早い段階で失点してしまうという難しいゲームになりました。
その中で、自分達がボールを奪った後のパスであったり、その部分で失ってしまう回数が多かった所が、安定して攻撃の回数を増やすこと、相手陣地でサッカーをするということに繋がらなかったのだと思います。
その要因として、奪って少しほっとしてしまう、ボールを持っている選手には実際にそういった傾向が見受けられましたし、
ボールを持っていない選手のポジショニングスピードというのがかなり遅かったので、その辺りを変えていかないと、安定してボールを前に持っていくということ、攻撃を相手陣地でずっと行うということは出来ないと思いました。
実際に3失点して、セットプレー自体は相手選手の中にフィールドプレーヤーで7名の180強の選手がいて、自チームには1人しかいないという所で、大変難しい中で行なったのですが、最大値はプレーしてくれたので、セットプレーの失点はその中でもしょうがないと思うのですが、
あとの2失点というのは私は防げる失点であったと思うので、それをしっかりと映像で振り返り、個人の所と、グループの所をしっかりと整理して選手に落とし込んでいきたいです。



ーセットプレーでの失点について、1点目はクロスから中でフリーにさせてしまいました。相手の選手の上手さもあると思いましたが、今週のポイントとして挙げられていた所で失点をしてしまった形だと思います。その部分での失点について、どのようにお考えでしょうか。
「まずは自分たちのペナルティ内で、ボールを奪った時にその処理が良くなく、相手に奪われてしまった。逆サイドに変えられて、そこからの1対1の対応というのも良くなかったですし、相手は切り返してインスイングでクロスを挙げてきましたが、相手の枚数に対して、自チームの枚数も整っていましたし、時間もあったので、その部分については対応が可能だったと思います。
マークを行う選手のマークの仕方という所は、失点を防げる要素ではあったのかな、と思います。背中側に(マークを)置いてしまったので、『それを背中側に置かない』という所は常に日頃から言っているので、この辺りもまた、口酸っぱく伝え、選手に求めていきたいと思います。」



ー後半の失点も、こちらの人数が足りていただけに、1人に交わされて少し勿体ない失点の形であったと思います。
「その失点を生んでしまったのも、ビルドアップの立ち位置の理解というものが足りなかったと思います。
それについては今一度落とし込まないといけない所だと思いますし、奪われた後も時間は沢山ありましたし、人数も揃っていたので、その中での(1対1での)対応という所はもう少し落ち着いてプレーするべきだったと考えます。」



ー1点を返してから、少し勢いが出たと思います。その場面で立て続けに得点が取れていれば、ゲーム展開も違ったものになったと思いますが、いかがでしょうか。
「サッカーはトータルの失点、得点を合わせて2点から3点で決まるスポーツだと思っていて、0-3からひっくり返すことは中々難しいと思うのですが、サポーターの皆さまが本当に最後まで応援して下さったことも含め、選手を後押しして下さったので、1点を取ってその後も勢いよく攻める回数は増えましたが、
ただゲームコントロールの部分で、『試合に勝とう』と思った時に先に3失点してしまうという所は、中々そこから逆点する事は難しいので、
やはりゲームの入り方であったり、ゲームコントロールであったり、そういった部分をもう一度選手と確認して、次のゲームでそういったことがないように、トレーニングを行っていきたいです。」



ー今季残り5試合ですが、来季に繋がる試合になると思います。改めて、どのように戦っていきますか。
「まず、残り5試合は、シーズンが開幕してから本当に今まで常に熱いご声援を送っていただいている皆さまに、少しでも良いプレーを返すことが、来季にも繋がると思いますし、それが自分たちの責任だと思います。ぜひ良いゲームを、良いプレーを、最後まで諦めない一生懸命なプレーを、必死なプレーを、ぜひみんなで次の試合、残り5試合で行なえるように、良いトレーニングをしたいと思います。」