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天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 1回戦 松江戦 監督コメント

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◆上村健一 監督コメント

 「先に失点してしまい、常に追いかける展開になり、また怪我人等のアクシデントがありながらも、ゲームを勝ちに持っていけたという所は素晴らしかったと思います。
気温も高く、ゲームも厳しい展開となりましたが、遠方まで来ていただいたサポーターの皆さまの為に、選手が頑張ってくれましたし、
次にガンバ大阪と試合が出来る権利を得ることが出来たので、この天皇杯を使い、リーグ戦の為にレベルアップできればと思います。更に学びの機会が増えたので、この権利を得ることが出来た事が有難く思います。」


ー後半から徐々にペースを取り戻したように見えましたが、選手に出された指示はありましたか?ー
「実際ビルドアップの立ち位置などは前半から考えて意識して行ってくれていましたが、パススピードや30cmほどのポジショニングのズレであったり、ハンドリングのスピードなどが、
少しずつ遅く、少しずつミスがあったので、

ハーフタイムに『何をやっているんだ』ではなく、『今一度相手を見て、ゲームを成立させよう。相手を見てポジショニングを決める、プレーを決める。相手より早くそれが出来れば、圧倒できるのでは?』という話をして、その辺りは選手はテンションを変えて、後半にトライしてくれたと思います。それによって有利な時間が長くなったのかな、と思います。」


ー前半の失点場面についてー

「なるべく前線でボールを奪うために、2トップでプレスを掛け、サイドに供給されたときにさらにプレスを掛けたかったのですが、サイドハーフのポジショニングが少し定まらず、実際サイドの選手から色々なボールが供給され、そこがベースとなり、結局プレスを掛けれず自陣にボールを持ってこられたので、

その辺りはハーフタイムに話したのですが、
プレスが掛けれない時にどこから守っていくのか、という所は今一度整理をして、共有したいと思います。」


ー後半の赤星選手の同点弾の場面、シーズン当初は怪我もありましたが、結果を出した事への評価についてー
「雄祐(赤星選手)はスペース理解、特に攻撃の場面でのスペースを見つける能力が高いので、そういった部分では彼らしいゴールだったと思いました。
ただ、ゲームを120分通して見てみると、守備の場面でのポジショニングのミスや、技術的なミスがあったので、ぜひ今一度映像で振り返ってもらって、
そのミスがなぜ起きたのか、というところを振り返り、僕達からもフィードバックをしながら、(彼には)成長に繋げてほしいですし、その成長がチームの力になっていくと思うので、

そういった形で進んでいきたいと思います。」


ー6月はリーグ戦アウェイが4試合。次週以降に向けてー
「少しずつ、色々な場面を経験し、色々な相手と対戦しながら学べる事、経験値を増やしていければ良いと思いますので、
6月のリーグ戦と、その後の天皇杯については沢山学びが得れる機会になると思いますし、
今日もリーグで中々スタートで出れない選手が出て、しっかりと良いパフォーマンスを提示してくれた選手もいますので、
ぜひチーム全体、30名でリーグを勝ち取れるように、良いトレーニングを行っていきたいと思います。」