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【3/20ルヴァンカップC大阪戦】米山篤志監督試合後コメント

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 2025JリーグYBCルヴァンカップ

vs セレッソ大阪

米山 篤志 監督 試合後コメント

―試合総括
これでいいということは決してないですが、連戦の中でビッグクラブを迎え入れて、勝利を目指していく難しさを感じる試合でした。
1点リード許した段階でかなり苦しいことになりましたが、後半立ち上がりに1点を取り返す素晴らしい動きを見せてくれたと思います。
その時間帯を長く推移できれば、また違った展開も見られたのかなと思いますが、勝ち越されるタイミングが少し早かったのが悔やまれます。
もう少し打てる手もあったとは思いますが、やはり選手自身も「ちょっとした差がこれだけの点差になる」ということを痛感した試合だと思います。私としてもそういうところにもう1度立ち返って詰めていかなければいけない思う試合でした。

―「ちょっとした差」とは
「差」というところで言えば、奪えたボールをマイボールにしていく、できれば前に運んで相手と入れ替わっていく作業ができれば相手としても出づらくはなると思います。しかしそこを奪われているようでは、やはり相手も嵩にかかって圧力をかけてきますし、そういったところで打開できない部分が1番大きく感じるところです。
守備面に関しても、どちら側に追い込み、追い返していくのか、というところや、足を出せる瞬間に出せるかどうか、その寄せる距離、あと一歩近ければ、もう少し体の角度が違っていれば、防げたのに、そういった少しの差が結果として現れるという部分かなと思います。

―今日の試合でリーグ戦へ生かしていける部分
強度が高い中でも精度を出せるかどうか、プレッシャーの中でどれだけ平常心で、いつもと同じプレーを繰り出せるのか、そういったことが大事になるんだなと感じるところでした。
また日曜日のリーグ戦もプレッシャーの強い栃木シティとの対戦ですので、そういった意味では次に繋がる試合かなと思います。

―先発メンバーを大幅に入れ替えていたがその意図と評価は
前の試合から中4日、次は中2日でリーグ戦というところで、うちは連戦に慣れているチームではないので、その負担をみんなで分担しなければいけないというところが一つあります。
もう一つは、リーグ戦を戦っていく上で、怪我やコンディションの状況、チームの結果があり、「力はあるけれどもなかなか起用できていない」選手たちに活躍してもらえる場として、ここで1つ作ってきている成果を出してほしいなという意図で、11人を先発に選びました。
いい時間帯はありましたし、いいプレーをしてくれる選手もいました。ただ、逆にそうできなかった選手も中にはいると思います。32人全員が同じ時期に同じように調子がいいということは無理だと思いますので、試合を重ねていきながら、本当に調子の上がっている選手を見極めていくことが必要だと思います。
今日よくなかった選手も落ち込むことではなく、然るべきタイミングにしっかり調子を着実に上げてくれればいいと思っています。
選手はいつでも「自分が1番だ」と思ってプレーをしていますが、人間なのでそうはいかないことも理解しています。そんなことも合わせて見られた試合かなと思います。

―今まで試合に出せていなかった選手を公式戦で見られたのは収穫か
もちろんそうです。チームに32人の選手がいてメンバーに選べるのは20人、その中で試合に出られるのは11人と交代で5人です。全員は試合に使えない中で、違うコンペティションで実際の厳しい戦いをする、そういう姿を見せてもらったことはこの先の戦いに繋がるものだと思います。
我々はプロなので、ひょっとしたらこの試合で淘汰されることもあるのかもしれません。
そういった大事な一戦でしたし、その試合を落としたという事実もあります。今は少し整理がつきませんが、しっかり受け止め、冷静に分析をして、次につなげていきたいと思います。

―前日会見でセレッソ大阪の登里選手が米山監督の前で試合するのが楽しみだと話していたが、実際にプレーを見ていかがだったか
元気にノボリ(登里享平選手)がプレーしているのを見るのは久しぶりでしたし、非常に嬉しい気持ちでした。
試合中はコミュニケーションも取れませんが、声もかけてくれて「元気だね」という挨拶はできました。まだまだ元気にプレーしているし、やはりクオリティーがあって、スピードのあるいい選手と思いました。久しぶりに元気な顔を見られてよかったです。


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