INFO

12/4(火)上村監督就任記者会見 全文

INFO

(川村社長)

上村氏は熊本県出身、44歳、日本サッカー協会S級ライセンスの資格を持っておられ、サンフレッチェ広島、セレッソ大阪、東京ヴェルディ、ロアッソ熊本などでの選手として活躍され、アトランタオリンピックなどの代表も経験されている。後ほど上村新監督には抱負を語っていただきます。


繰り返しになりますが2018シーズンはJ2リーグ5年目の節目の年でもあり、共闘のスローガンのもと上位を目指し戦ってまいりましたが、ご案内のとおり7勝25敗10引分け、勝点31、J2リーグ順位22位となりJ3降格となりました。日頃様々なご支援、応援、激励をいただいております報道各社様には大変申し訳なく、あらためて心よりお詫びを申し上げます。


2019シーズンは心機一転、このたび新チームの指揮をお願いいたしました上村新監督には1年で再度J2へ返り咲くことを目指して、強い、面白い試合をしていただくことを期待し、新監督にとりましては、厳しい負荷のかかるシーズンになろうかと思いますが、フロントも全面支援し、フロント、チーム一丸となって乗り越えてまいりたいと考えています。あらためてここ香川県にJリーグのチームがあるという楽しさ、大切さを周知できるようなクラブづくりを私どもは目指し、この香川県の活性化に貢献できるよう取り組んでいく所存でございます。何とぞ報道各社様にもあらためてご支援のほどよろしくお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。


(司会)

続きまして、上村健一監督より来年に向かっての抱負というか、いろんな意味で来シーズンどうするかというところを語っていただきます。


(上村監督)


あらためてこんにちは。上村です。よろしくお願いします。

まず、チームが今年1年でJ3に降格したというところで、いろんな報道等があったところですが、最後の2試合に対してベンチにも入っていない、自宅に待機というところを自分自身はそういった対処をしたのですが、その経緯がどうであれ応援してくださるサポーターの皆さん、ファンの皆さん、または選手に対して様々な不安であったり、いろんな難しい時間を過ごさせてしまったことを、結果としてJ3に落ちてしまったというところ、そこの一員として、自分がそこにかかわれなかったということに対しての強い謝罪の気持ちは大きくあります。経緯がどうであれ、本当にクラブに対して迷惑をかけました。選手に対しても不安な気持ちにさせました。一番は応援してくださるサポーターにJ3に降格したという本当に悲しい思いをさせてしまったところに、すごく申し訳ない気持ちで一杯です。ただ、こうなってしまったものは、しょうがないということはないのですが、現実をしっかりと受け止めて来年に向かって準備を進めていきたいと思っています。

自分自身が就任コメントで申し述べさせてもらったのですが、まず、自分をこういう厳しい環境、環境じゃなくてこういう厳しいチームの状態の時に、僕を信じて監督にしてくださった、社長、小川さん、わが社が関係を持っているステークホルダーのいろんな皆様にご支援をいただき、いろんなご賛同をいただき、こういった立場に立たせていただいたことに、すごく感謝を申し上げます。


Jリーグの監督として自分自身まったく経験もないですし、実績もないので、じゃあ君に何ができるのといわれたときに、全く根拠のない僕は絶対J2に上げますよ、絶対勝ちますよというところは、実際話として信用できない話という話になるかもしれませんが、皆さん最初に始めるときはそうだと思うんです。僕自身強い気持ちをもって選手とともに戦い必ず1年でJ2に復帰できるように日々トレーニングをしっかりと皆んなで積み上げていきたいと思っています。コメントでも言ったのですが、具体的に本当にこうやって、こうやって攻めますよ、こうやって守りますよというところは現状は言えないです。実際編成もまだ100パーセント決まったわけじゃないし、これから来ていただける選手、残っていただける選手と組み合わせであったり、それぞれ特徴をしっかりと今一度見直したうえで、どういう戦い方が相手に対して一番いいのかというのを選択しながらゲームを進めていきたいと思います。

その戦い方を選ぶうえでどうしても僕は3つ上げさせてもらったが、やりたいこと、自分たちはこういうサッカーをやりたい、こういうサッカーで相手に対して勝ち点を取りたいということだけでシーズンを全て終えて昇格というところに行ければ一番いいのでしょうが、なかなかそういったゲームが全て組めるとも思いませんし、やれること、そこはやりたいことと近いものもあるかもしれませんが、自分たちが今やりたいこと、欠けたものに対してどのくらい成熟度があるのかといったところがシーズンの序盤と終盤では違ってくると思うのですが、それは整理していかないと、実際どうやって戦うかということはなにか、もう一つやらなければいけないこと、少しリトリートして相手の戦い方に合わせて、相手の特徴を消して戦い方を選択していくという戦いもゲームの中では必ずやらなきゃいけない時期もあると思う。その3つのどれを選んでどれが一番勝利に近いのかということを選んでゲームを進めていきたい。その中で必ずやりたいことということを強く押し出したときに、この選手が必要だというのが、それぞれうちと契約してくれる選手にいると思う。誰かがレギュラー、誰かが同じメンバーというわけでなくて必要な戦い方に対して必ず選手をチョイスして、だれが出ても、必要な戦い方に対して選手が躍動できるように日々の練習で、それぞれの特徴を生かした、そういったところを常に求めて練習をやっていきたいなと思います。


選手自身は確定ではないですが、現時点で残ってくれる意思を示している選手も、いろんな特徴をもっています。君はこういうことができないよね、本当これしかできないよねと言われることがあるんですが、僕からすると、いやそれしかできないのでなく、それができるんだという強みなんです。それを大いに生かしたゲームづくりを、そういった戦い方を選んだシーズンにしたいなと思っています。また、僕自身が社長と小川さんの方から監督の打診を受けた時に、社長が香川県を元気にしたい、自分がクラブに所属している間に継続的にクラブが繁栄していけるような仕組みを作りたい、クラブを繁栄して発展していくことによって香川県にいろんなことが寄与できますよねといったところを言っていただいた。僕も自分が在籍している間に少しでも香川県に対して何かできるのかということを、そのお手伝いができればと思いました。その意思を川村社長から聞いた時に自分自身は、難しい環境だろうが何だろうが、あるものでしっかり工夫しながら、いる選手でしっかりと選手にお願いしながら結果を残していきたいと思って、監督の要請に対してお受けさせていただきました。

ぜひ1年間終えて皆さんに昇格の報告が出来るように、今年1年苦しい悲しい思いをさせてしまったファン、サポーターの皆様、常に応援してくださるスポンサーの皆様に必ず良い結果を残せるように1月13日から基本的にはチーム全体のスタートをしようと思っています。そこから日々を大事にしながら必ず1年で昇格できるよう頑張っていきたいと思います。


(記者)


上村さんは2013年にカマタマーレ讃岐に来られ、北野さんとはロアッソ熊本時代からの関係もあり、北野さんと一緒に6年間戦ってきたわけですよね。それまで北野さんのやってきたサッカーに対してどういう思いがあって、今回J3で戦ううえで北野さんのサッカーをどうしなきゃいけないのか、どう変えるのか、そのへん言いにくいんですがどのようにお考えでしょうか。


(上村監督)


北野さんと熊本で1年やらせていただいたときに、その当時熊本に在籍していた選手との特徴もあって、ボールを大事にし、マイボールの時間が長くて攻撃的なサッカーをかなりやられていた。僕自身もそのサッカー、選手をやめて1年目のときにご一緒させていただいたが、何もわからないままないままご指導いただきいろんなサッカーを教えていただいた。熊本でのサッカーは本当にテクニカルですごく面白かった。正直香川に呼んでいただいて来た時に全くそういったゲームではなく、北野さんにもこんな感じですかという話をしたときに、北野さんが、いやしょうがないんだよね、勝たなきゃいけないんだよ、だからこういうサッカーになってしまうんだ。という話を北野さんに言われてそれで実際やっていた。守備から攻撃、守備から考えていくというゲームが多かったです。僕自身それを本当に体感した時に、ああこんななんだ、北野さんかなり我慢されているのだろうなというのが正直な印象でした。


今年の北野さんのサッカーに対してどうこういうのは全くなく、やはりなかなか序盤からうまくいかなくて連敗も多かったりして、勝ち点が連続で5試合取れた時期もあったが、そのあとすぐ連敗が来たりして、なかなか戦い方が決まらず選手もどうしてもこれをやればうまくいくんだというところが一つの筋だったり、頼りになるベースがなかなかなかったというのが正直あった。それがけが人であったり、対戦相手だったり、出場停止であったり、いろんなものがあったと思うのですが、どうしてもそういうベースの部分がこれというところがなかったので、選手が本当にこれやってて勝てるのかと不安に思ったし、その中で選手間の会話であったり、選手とスタッフの会話だったり、そういった部分でなかなかコミュニケーションがうまく取れずにいろんな葛藤を持ったままシーズンを過ごしてしまったのかなと思う。


北野さんのサッカーがいい、悪いから変えるどうこうでなくて、先程話したように選手編成がこれから変わってくるので残ってくれた選手、来てくれる選手とともに今後どういったサッカーをするか考えていかないといけないと思う。具体的にシステム的には4-1-4-1とかそういったところではなくて勝ちに一番近いものを選択していく。それは北野さんが選択していなかったということではなくて、今年の中でいろいろベースがなかったというところがあると思うので、そのベースというのを必ず見つけるようにしたい。それはトレーニングでしかないので。僕自身シーズンを終えて10日間選手と一緒に練習しているが、その中で僕が少し考えて欲しいものを入れています。明らかに変化しています。選手がかなり能動的に動いています。そのへんをぜひ僕は生かしたいと思う。


(記者)


J3の印象はどうか。


(上村監督)


守備から攻撃が始まるようなゲームが多いので、じゃあ攻撃にいくよとコメントで言わせていただいたので、そこにはカウンターを受けるというシーンは多くなると思う。サッカーで言ういい守備があっていい攻撃が始まるという会話をよく聞くと思うが、僕はその逆もあると思う。いい攻撃があるからこそいい守備が始まると思う。いい攻撃となったときに、みんながスピードアップするポイントを共有するというように思っているので、それを共有できればどこで失うかというのは、失いやすいかというのは、必ずある程度限定されてくる。そうした時には攻撃から守備の移り変わりという点でスムーズに行えると思う。そのへんはJ3のサッカーは縦に早いカウンターが多いという点では、チームで攻撃側から考えていきたい。


(記者)

トレーニングが大事と言われたが、環境面でクラブにどういうふうにして欲しいとかあるのか。


(上村監督)

正直、客観的に見てクラブの今の体力でグラウンドができるというのは難しいと思う。そこにはいろんなスポンサー様であったり行政の方だったり、いろんな方のご賛同があって、そういったところに進んでいくと思う。そうした時に本当に応援していただける、ご賛同いただけるためには、まず自分たちが無い環境に対してどうこういうわけではなくて、本当に応援してもらえるチーム、クラブになるということがまず大事だと思う。それをやってはじめて実はやりたいんだけどグラウンドをお願いしたいがどうですか、賛同してくれますかと手を挙げた時に皆さんのご支援をいただき、タイミングが合えば、いつ来るかわからないがそういうふうに進んでいくのでないかと思う。今のタイミングで、このクラブのタイミングで正直手を挙げることが賢明かというと、そうでもない気が僕自身客観的に見るとそうでもない感じがする。なので今それにすがるわけではなく、ある環境の中で何ができるのか工夫して何が行えるのかというところに頭を巡らせたいと思う。環境というのはあれば恵まれてやれることが増える。ただ、環境を考えすぎると逆に工夫することを止める、人間は。なので僕はない環境のなかでどうやって工夫して、どうやって強くしていくのかというところに時間を割いて戦っていきたい。もちろんクラブには今までクラブが動いてないということはないですし、クラブなりのいろんなところにご賛同いただいて、いろんなスピードがあると思うので、そういう進め方を今後もしてくれると思いますし、それは継続してやっていただければいい。僕は現場の人間としてそれにどうこう言うわけではなく、今ある環境で何ができるのか、選手に何を求められるのか、選手に何を落とし込めるのか、常にやりたいと思う。その考えです。


(記者)


応援してもらえるクラブ、チームになるには何が必要か。


(上村監督)


まず、僕たちチームにできることというならば、お客さんが試合を見に来ていただける。練習を見に来ていただける、もちろん練習場は転々としているので、ここに行けばカマタマーレに会えるというところが、そういった基点がないので難しい点があると思いますが、練習を見に来てもらう、試合を見に来てもらう、その中で一試合どうして感動してもらう、一つのプレーを見て感動してもらう、一番はすべて勝つことがいいのかもしれませんが、すべて勝つというのは難しい。もちろん目指しますが、すべて勝つというのは難しい。選手が90分終わったときは倒れるくらいの本当に一生懸命勝ちに対して、相手に対して戦う。見に来てくれるお客さん、サポーターさんが気持ちよく帰れるよう、がんばったな、いや負けたけど楽しかったな、引き分けたけど楽しかったな、あれは入っていればな、心を動かされるようなチームになればそんなサッカーができれば、応援していただけると思うし、選手が今年たくさん地域に出ていろんなイベントに協力してくれて、子どもたちに会ったり、地域の方々と触れ合う機会が去年より明らかに増えた。そういう部分もイベントだったりいろんなところにも今以上に参加し、香川県に認めてもらって少しずつ地域に根付いたチームというのを、一気に変わらないと思うが、ぜひクラブと方向を話し合いながら選手に協力していただき、いろんな方に協力していただかないといけないと思うのですが、ぜひ地域に少しずつ応援いただけるようなチームになれば、クラブになればと思う。


(記者)

コーチングスタッフが決まっていないが、どういう方向で選ぶのか。


(上村監督)

僕自身の特徴は自分自身を客観的に見られているので、自分なりにわかっているつもりなので、自分に持っていないものをしっかり提示してくれる人間にお願いしています。


(記者)

コーチングスタッフは何名程度か。


(上村監督)

ヘッドコーチ、コーチと今年と同じです。基本的には。


(記者)


明らかに変化していると力強くお話しいただいて楽しみがあるんですね。新生上村カマタマーレを応援したいというサポーターと同様に思っていますが、今シーズンの終盤にチーム規律違反で謹慎処分を受けられましたが、そのクラブで来シーズン監督として頑張っていかれる。その経緯はどうであれと力強くお話しされましたが、サポーターが不安がっています。何が起こっているのか、そこをクリアーにしてこそ、今お話しいただいたことが、そうかそれだったら頑張って欲しい、応援しようという動きに変われると思うんです。そのあたりの経緯を監督さんからお話しいただけませんか。


(上村監督)


時系列で話をすると、10月30日に北野さんが生島の練習場で練習前に社長さん、小川さんに自ら辞任の意思を示されました。その意思を受け社長さん、小川さん、役員さんなどのいろいろな方に相談し人選を進めていく、その過程の中で自分自身に11月2日に監督として、もしお願いした場合はどうだとの話をいただいた。僕自身は前向きに考えさせてください、ただ北野さんとの関係もあるのでそのあたりをクリアーにして話を進めていくことがいいと思ったので、そのへんだけお話をお願いしますかと言った。次の日11月3日に北野さんと社長さん、小川さんがホテルで話し合いの場を設けた時に、正式に言えばあらためて監督としては辞任を受け入れた。その中で今後の編成という部分でクラブが考えている編成を北野さんに提示した。それに対し北野さんは激高し、一蹴してその場を立ち去った。


僕は、次の日に栃木戦で実際その編成を聞いた北野さんは、北野さんの考えだったり、いろんな準備だったりされていたと思うので、それに対してそぐわないものだったというところがあったと思うんですよね。で次の日の栃木戦の時に僕は朝からホテルでミーティングを行った時も、目を合わせていません。会話もないです。栃木戦で選手にどんなサポートを僕はできるのか、北野さんと会話がないので、どんな話が一番いいのかというのを模索しながら自分なりにいろんな会話を選手としました。もちろん栃木戦までのところの対応の仕方とはたしかに違うと思った。北野さんとの会話がないので。僕自身どの方法が一番いいのかなというのを探りながらやりました。


試合が終わって負けた後、北野さんの方から編成等に対して「お前どうなっているのか」という話を受けて「今日の試合どうなっているんだ」という話を北野さんがする前に、強化部の中島健太の方から「誰と戦っているんだ」という話が僕にありました。僕は「いや栃木と戦っている、相手と戦っている」と話をしました。その後北野さんがいろんな話をされて、僕はその中で不適切発言という発言がメディアには出たと思うのですが、僕が言った言葉は「今日は一日朝から目は合いません、話もありません。なのでどういった対応をすればよかったか僕自身すごく難しかったです。選手に対してもそういった空気感があるのでどういった対応を選手に対してどういう話をすればいいのか、すごく難しかったです。これは正直1年間何回かありました」という話をしただけです。


あとは栃木戦の次の日、リカバリ-のホームの打ち合わせの時に僕と西村コーチに「もう選手と話をするな。グラウンドの外に立っていろ」と言われ、僕たち2時間外にいました。


次の日クラブから僕に「自宅に2週間いてくれ」と言われた。その話も僕自身北野さんが栃木戦の次の日「もう選手と話をするな。グラウンドの外に立っていろ」と話された時点で、たぶんグラウンドに来るなというだろうなと思っていました。北野さんの性格と長く付き合わせていただいたところからそう思っていました。ただ、僕はクラブに属しています。組織に属しています。北野さんの決定なら僕はグラウンドに行こうと思っていました。ただ、北野さんの意志は強く、北野さんは上村と西村をグラウンドによこすなという話をクラブに言って、クラブは現場の長がそういうことを決め、求めるなら選手がいろんな混乱をするのであれば、じゃあ自宅に待機してくれという報告はクラブからいただきました。


僕自身、昨日の報道にあったように、見られてない方もおられるかもしれませんが、僕自身メディアの方に謹慎ということを知らされました。自分は謹慎だなんて思っていなかった。メディアから知らされました。それってどこから出ているんですか。この会話って。クラブは発信していません。上村2週間謹慎なんて発信していません。という難しい状態が起きました。


ただ、僕が言ったことは先程言ったことです。いろんなことを言われますが、僕は自信をもって自分が監督になるために何か動きを行ったことは一つもない。では選手に対してチームがうまくいかないようにするために北野さんに反旗を翻させるためにとか、自分の方に選手を向かせるためにとか、そういった思いで選手にコーチングしたことは一回もありません。チームがうまくいくために何をすればいいか、具体的に選手は北野さんからこうしろ、これをやれという話を、やるけどうまくいかない、どうすればいいですかという会話は多く来ます。その中で北野さんが話をしているのはこういう状況の時の話だから、そういう状況の時は必ずそれを選ぶべき、そうしないとそれに対して他のみんなも準備しているから、はなはだ難しいことになる。ただ、あの場面は、こういう場面はこうしたこともしとかないといけないよ。こういうことも起こりうると思うよ。という言い方しか僕はしていない。それは多分、小川さんがシーズンを終えた後に選手各々にヒアリングされたんですが、その中でも選手はそういった話をしてくれています。


僕自身、謹慎なんて経緯、どこまでどんな会話が皆さんの中で、どこからどんな情報で伝わっているのかわからないです。僕自身は北野さんの方からクラブに要請があり、それに対してクラブから僕に2週間家にいろという話があった。それで2週間家にいました。ただ力になれないことはすごく悔しくて、申し訳なくて、なのでヴェルディ、サンガの分析はずっとしました。家で。いいのか、悪いのかわかりませんが、うちの片岡が分析担当なので片岡が電話をしてきて、自宅待機なので外で会うのは難しいので、電話でどう思うという話をしてヴェルディどういうふうに考えている、サンガどう思う、どういうふうに分析しているという話をしながら、僕はここはこういうふうでいいんじゃないか、このゲームはこういうところがあったでしょう、こういうところはこうでしょう、それを一つの指標として入れたらどうだという、自分なりの最後の2試合に対するかかわり方というのはやりました。だから僕は後ろめたいことはないです。自信をもって僕はクラブのために一生懸命戦ったつもりです。


ただ、一つだけ言えるとするなら、北野さんのもとでコーチをやるとなったときに、北野さんが言うこと全て明らかにうまくいかないとわかってて、選手が困ってどうしたらいいですかと尋ねてきても、いや北野さんが言うようにやりなさいというのが北野さんの下でやるコーチとして正しいなら僕は違った方法でやりました。それだけです。選手がうまくいってほしいので、なのでそれを方法論として北野さんの下では必ず北野さんの言うことを100%伝え、選手が困っていても、いやいいそれをやれ、絶対にそれをやれ、どうなってもそれをやれ、というのが正しいのならば、僕はその方法をとらなかったので。それを間違いだったとするなら、申し訳ないと思う。


(記者)

こういった状況になっていた、その状況でこういう処分というか、こういう裁定を下さざるを得なかったのはどういうことなんでしょうか。もっと違うやり方があったのではないかと思うが。


(川村社長)

残り2試合のところで、全責任を背負わされていたのは北野前監督でしたので、残り2試合を監督の要請で、もうわずかな可能性にかけた2試合だったと思いますので、監督が2試合頑張るためにチームの不協和音もよろしくないということがあったので、2試合に全てをかけるという思いで、実際は監督から小川部長に話があって、小川部長から自宅にいて欲しいと上村ヘッドコーチに要請をしてという結果は聞いた。ただ、残り2試合北野監督が思うように戦うために、それが必要ならそれは仕方がないと思った。上村監督から今初めて聞く話のところもありますので、お互いの個人的な、北野さんの個人的な感情のところもあろうかと思うので、そこを外に向かって発信するのもどうか、感情論のところもあるので、とりあえず残り2試合が非常に大事なので北野監督の要請どおり対応したというのがその時の判断です。


(記者)


プレシーズンのキャンプの時から選手が不安だったという小川部長からの話もあった。そういったシーズンで成績も上がらないという中で、他のクラブでもあるが途中で解任する、カンフル剤を入れる、いろんな手立てがあったと思うが、そうされてこなかった明確な理由は。


(川村社長)


明確な理由はありません。北野監督が9年目になるし、議論はよく取締役会でも出た。ただ私が間違いなく答えたのは、香川県出身者でカマタマーレ讃岐の功労者で監督には有終の美を飾っていただきたいと、そのように話をしてきた。ただリスク管理の観点から、北野監督にもこういうことがあるということは想定はしていた。その時はどうしようかというのは強化責任者の小川とは話をしていた。その時には北野監督と一緒にやっていて、資格的にも資質的にも問題のない、サポーターにも人気のある上村ヘッドコーチがクラブの事情も知っていて、もし北野監督が勇退されるようなことがあれば、ヘッドコーチが最有力候補であることは、誰にも言っていないが、気持ちの中では思っていた。ただ、北野監督には有終の美を飾っていただきたいという思いで1年間過ごしてまいりました。


(記者)


昨シーズン北野監督が退きたいと言っていたように思われるが、練習場等の環境整備をするのでもう1年という話をされたと...


(川村社長)


それは私の話ではない。前社長がそういう話をしたというのは聞いている。ただ、私からは言っていない。私は社長就任前からカマタマーレ讃岐にはなじみがあったので、社長就任当時は香川県出身の北野監督は優秀な方という思いでいた。ただ、もう9年間勤めているのでいつかそういうことがあるなというときにはということは考えていた。


(記者)


あらためてどういったチーム、どういったサッカーをしていくかをお聞きしたい。


(上村監督)


攻撃に関しては、スキルアップするポイントを徹底的に共有したい。どこでスピードアップするかということ。ただ、個人の判断、破れるんじゃないかというのが見えた時はそれを消したくないので、その選択というのが合っているのか合っていないのかはトレーニング、ゲームを含めて相手がこうだったからという話をちゃんと根拠を話しながら選手に詰めていきたいです。スピードアップするポイントをまず徹底したい。


あとは、マイボールの時間を長くすることが目的でなくて、やはりスピードアップするポイント、動き出しをするタイミングを合わせやすい、スピードアップする回数が増える、動き出しを行うときに選手と選手がコンタクトを取りやすいと思ったところを踏まえて、そういったところを求めたくてマイボールの時間を長くしたい。マイボールの時間を長くすることによって、相手はリアクションというのが人間苦しいと思うのでリアクションを沢山させてしまう、というメンタルを削ぎに行くのも僕自身持っているので、その要素としてもマイボールの時間を長くしたい。ただ、マイボールの時間を長くするためにサッカーをやるわけじゃなくて、ゴールを奪うためにスピードアップをするんですけど、ゴールを奪うためにゴールからお客さんを魅了していきたい。


守備で言うと、僕は現役時代センターバックだったので、ゴールを守るということを言われましたが、僕は現役時代からボールを奪うことを常に考えてきた。ボールを相手方から奪い、攻撃につなげていく、ボールを意図的に奪いに行くという守備をぜひやりたい。


(記者)


監督就任はいつからか。


(川村社長)


今日からです。


(記者)


北野監督との契約はいつまでか。


(川村社長)

来年1月31日までです。


(記者)

するとそれまでは監督が二人いるということですか。


(小川)

この業界は、こういう状況になれば北野さんは前監督という表現になります。


(記者)

監督打診があったのは11月2日で間違いないか。


(上村監督)

はい。


(記者)

就任を決断したのはいつか。


(上村監督)


11月8日に報道されて、自分の中では迷った。正式に何日ということはないがかなり迷った。


(記者)

就任への葛藤、迷いとか強かったと思うが、それでも選択した決め手となったのは何か。


(上村監督)

社長が香川のためにと強く言われたし、そこにもし僕が少しでも尽力できればと思った。僕も6年ここで仕事をさせていただいたので、香川に対しても思いは沢山ありますし、ぜひ香川に対して香川が元気になるために自分自身に何かできることはないか、その中で監督の話をいただいた。監督という立場でできることはないか、ぜひ自分なりに香川県に対してやりたくて心を決めた。


(記者)

チーム編成は小川部長とともにやっていくことになると思うが、基本的にその二人で進めるのか。


(上村監督)

編成には予算があったり、いろんなものがあるのでそういったところを相談しながら、新しく西村が強化部に入るので、小川さんとも西村とも話をしながら進めていこうとは思うが、僕だけで決めるとか二人で決めるとかでなく、相談し、新しいコーチに対しても話もしていて、その人間とも相談しながら、こういうサッカーをやるには必要だねという選手を抽出しなければいけないと思って相談している。


(記者)

獲得したいタイプの選手は具体的に。


(上村監督)

サイドの早い選手が欲しいです。新しい選手にも新しいサイドの早い選手をもってきて、そういった選手と競っていただいて、あとは相手によってはスペースの広さが変わってくるので、現役選手は技術的に少し劣る選手が結構多いのでそのへんはスペースの広さによって使う選手をチョイスしていくということになる。


(記者)

これまでベテランが多かったが、新監督はこれからチームを補強編成するが、どのように考えているの。若いチームにしたいのか。


(上村監督)

年齢が若い選手が欲しい、若い選手にしようということでなくて、やりたいことに合うかどうか。それはベテランでもやりたいことに合うなら、ベテランでも一緒にお仕事させていただきたいし、それぞれの特徴があると言わせてもらったが、じゃあ例えば今シーズンであれば、我那覇にサイドバックをやれ、サイドでドリブルで破れといっても難しい。ただ、我那覇はボールをおさめられる。じゃあ福家にボランチをやれと言っても難しい。でもゴール前で相手をかわしてシュートできる。それぞれの特徴がある。そういう意味で今一番やりたいサッカーに対して合うものを編成で選んでいきたいと思うし、もちろんそれは取れる取れない、来ていただけるいただけない、ということもあるので、来ていただいた選手の中であとは誰に何をさせるかということになる。なのでベテランだから若手だからという気はない。


(記者)

裏を返せばこれまで個々の能力を生かしきれなかった戦術、試合があったと思っているのか。


(上村監督)

こればっかりはやり方の選択で、結果論でしかないじゃないですか。終わってみて北野さんを含めコーチングスタッフ、選手と話しながら、こうやったらうまくいったのじゃないかということはあった。それは結果論であって選んだ戦術でうまくいった、ラッキーなこともあったりするじゃないですか。アウェイ徳島のゲーム、バーに4回も5回もあたっても勝てるじゃないですか。いろんなゲームってあるので結果論でしかない。振り返って終わった後、負けたゲームを振り返って話をするなら、別の戦い方があったねというふうには思います。


(記者)

監督はいろんな指導者と働いてきたと思うが、その中で監督として一番必要な点、そして選手として一番必要なことはどういうことだと思うか。


(上村監督)

選手として必要なところというと自分が選手時代を考えたことでしかないが、僕はセンターバックをやっていてボールを取ることが大事でした。とりたかった。一対一の場面はすべてショーだと思っていた。僕にカバーは来て欲しくなかった。そのかわりショーだと思っていた。僕の一対一を見てくれるサポーターは僕がとることをみてくれるというふうに考えてショーだと思ってやっていた。なので、やはりお客さんがいて、応援してくださる皆さんがいて、プロとして成り立っているので、そのいろんな人に支えられて生きている、プレーさせてもらっている、応援してもらっていることを忘れずにやることが選手として必要かと思う。


監督としてですが、僕が何が一番正しいかどうこうでなく、僕がやりたいこととしては自分がこうやって引っ張っていく、こうだこうだじゃなくて選手をサポートしたい。一生懸命サポートしたい。選手がこういうことを成就させたいのなら、そのために何が必要かフォローしたい。そこに一緒にトレーニングしたい。一生懸命サポートしたい。


(記者)

このチームに加えたい上村カラーは。


(上村監督)

戦えるというところ。球際の強さは全ての選手に求めたい。戦う、それは球際の局面だけでなく、走りあいもそうですし、シンプルに本当に負けることが嫌だ。勝ちに一番何が近いのかというのをやり続けられるというところを植え付けたいです。


(記者)

それを植え付けるには。


(上村監督)

日々のトレーニングしかないです。一つ一つのプレーにしっかりこだわりをもって、今なぜこれが成功したのか、なぜ失敗したのかというのを常に詰めながら検証してトレーニングを進めていくというのが、勝つ方法選びというのに一番近いと思ってそれをやり続けるというところですね。それはぜひ常に求めたいですね。負けていて歩いていたらなんでだと思わないですか、負けていて歩けるわけないですよね。みんなは走んなきゃいけないです。それをどこに、いつ走るのかというのを落とすのが僕です。


(記者)

スピードアップというのは、それは攻撃を仕掛けるときですか。スピードアップして仕掛けていくという理解でいいのか。


(上村監督)

そうです。基本攻撃も守備も一緒だと思うのですけど、相手があってということなので、こういう攻撃をしたいというのを言いながら全て合うとは思えないので、ただ、システム的な問題であったり、4-4-2と3-4-3がやりあった時に、どこがスペースが生まれやすいとか、既存のそもそも、もともとある部分も絶対あると思うので、そういうのをベースにしながらスピードアップするポイントを決めていきたいんですが、具体的にはスペースというかよりゴールに近いハーフスペースを基点にスピードアップしたい。あとは相手次第で現実的なところで言うと相手が中を守るなら外から行きますし、外を守るなら中から行きますし、前で守るなら後ろを取ります。相手が何をやってくるかで一番効果的なことを打ちます。そのタイミングを逃さないように練習からこうなったらこうなるでしょうというのを繰り返して選手が理解してゲームを進めていけるトレーニングをやりたいです。


(記者)

具体的な攻め方は敵陣に入って何度も何度も仕掛けていくという場面を作る、削る回数を増やす、そういう仕掛けていく回数を増やすチームを作るということか。


(上村監督)

そうですね。ザクッというならゴール前で沢山人数をかけて圧をかけて攻めたいです。今年とかですね、ゴール前で人数をかけて守って、マンツーマンで破っていったシーンが何回ありましたか。ボールを奪われた後に人数かけて4,5人でボールを奪ったシーンが何回ありましたか、というとなかなかそういったシーンがなかったですね。そういったシーンを増やしたいです。沢山でせめて、そこで素早く沢山でボールを奪ってしまう。それでまた攻撃をしてしまうところがぜひやりたいですね。


(記者)

ウェイトトレーニング、ウエイトを築くにはトレーニングが必要というところだが、スピードアップだったり、球際のところを今の段階でこの2つのことを選手に徹底的に求めるということか。


(上村監督)

今は攻撃で、今練習をやっているのは基本的に個々の選手のシンプルなパススピードのところと、どうやって攻めますかという方法を共有しましょうというところを全員に言っています。なのでスピードアップをいつしていくか、どこを使って攻めていくかという共有を今少し考えながら整理をやっています。


(記者)

来シーズンの戦い方、メッセージをサポーターに向けてお話しください。


(上村監督)

攻撃のサッカーをやって、攻撃を見て、ゴールシーンを沢山見てもらって、ああかっこいいな、すごいなというシーンを沢山増やしたいと思います。コメントでも言わせていただいたように、いやぁ本当にがんばるな、最後まで本当に走るなと、本当に最後までやるから勇気をもらえるな、楽しかったな、今日来てよかったなと思えるようなゲームをやりたいです。


(記者)

監督の契約期間は。


(小川)

上村監督からはとにかく1年で勝負したいということなので単年契約です。




以上