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【試合後コメント】10/16福島戦 試合後記者会見より

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 西村 俊寛 監督

総括コメント

「選手やスタッフが頑張ってくれて、14試合ぶりに勝利できました。本当に苦労した中で勝利を掴めたことを嬉しく思っています。試合に関しては福島さんのビルドアップにかなり手こずりました。ですが、先制点のシーンは選手が粘り強くコンパクトフィールドを保ち、カウンターがハマっての得点でした。また、その後の追加点はセットプレーのこぼれ球を、もう一度拾っての追加点だったので、相手との相対関係としては理想的なゲーム運びだったと思います。次の相模原戦に向け、もう一度引き締めて連勝できるように、チームを持っていきたいと思います。」


ーシステムを柔軟に変更しているように見えたが。

「福島さんのシステムは3-4-3で、守備位置は5-4-1であったり5-2-3であったりした中で、相手ボランチの間に1.5列目の中村選手を配置して、相手FWを含む前線3枚の守備には岩本選手と長谷川選手を中間の位置に取られせ、守備が的を絞れないように工夫していました。それによって、攻略はある程度できたと思います。」


ー2試合連続無失点として守備陣の手応えは?

「DF4枚の守備は横の距離と縦の距離が間延びするとやられてしまうので、コンパクトフィールドをどれだけ保てるかを練習で取り組んでいて、それを選手がしっかり表現してくれたことが無失点につながったと思います。」


ー今後の若手の起用は?

「今のチームは若いチームですが、練習で試合より難しい環境になる様に要求していて、その中でプレーしつつ、判断も速くできるようにしながら個人の良さも引き出せる事を意識しています。その中でそれらを表現できている選手はどんどん起用したいと思っています。」



後藤 卓磨 選手

ー自身のJリーグ初ゴールでの勝利となりましたが。

「これまでの試合で決定機は何度もありましたが、シュートを外してしまってチームに貢献できない試合がありました。そんな中で、今日こうして厳しい状況ながらも、数少ないチャンスを決めることができ、チームに貢献できて、素直によかったなと思っています。」


ー先制点のシーンを振り返って。

「逆サイドで奪ったシーンだったと思うのですが、自分がフリーだったので仲間が自分までボールを繋いでくれると信じて走りました。今日は、自分にボールがきたらシュートを打とうと決めていたので、相手の選手が前にいましたが、タイミングをズラしたら相手の股が開いたので、そこを狙いました。いいコースに打てたと思います。」


ー試合全体を振り返って。

「駿太(中村選手)がトップ下気味でボールを受けるシーンが多く、自分は真ん中で相手選手の間で浮いてボールを受けるよう監督から言われていて、そこで何本かいい形ができていました。僕らの思い描いていた攻撃が何本かできたと思います。」


ーこの勝利を今後どう活かしていきたいか。

「残り9試合の時に、監督からは「全勝する勢いで行くぞ」と言われていながらも中々勝てない状況でした。ですが、今日アウェイの地で勝つことができたので、今年もサポーターにあまり勝利を届けられていないので、なんとしてでも残り5試合全勝する勢いで良い準備をしていこうと思います。」



遠藤 元一 選手

ー14試合ぶりの勝利、無失点という結果を受けて。

「率直に嬉しいです。サポーター、応援してくれる人たちをずっと待たせてしまったので、勝利することができてホッとしました。」


ー守備が4バックになって変わった点は?

「原理原則は変わらないですが、距離感が良くなったように感じます。ボールを取った時に、味方の選手が近くにいて、カウンターに出ていくパワーが増したと思います。」


ー相手に対し意識した点は?

「ボールを繋ぐのが上手なのはわかっていたのですが、前半を過ごして思っている以上にボールを回された印象がありました。その中でも、カウンターからシュートを打てるチャンスはあり、後半もカウンターから得点を狙う試合展開になることがわかりました。なので、自分たちが主導権を持ちながら、相手にボールを回させているという意識を持ってプレーしようと声掛けをして後半の試合に入りました。」


ー今後に向けて。

「ホッとしているというのが正直なところですが、勝点を見てもまだまだ満足できる順位にはいないので、残り5試合しかありませんが、なんとか一つでも上の順位に行けるようにこの勢いを大事にしてやっていきたいと思います。」