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【試合後コメント】9/4藤枝戦 試合後記者会見より

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西村 俊寛 監督


総括コメント
「藤枝さんの攻撃をどう防ぐかをテーマに1週間トレーニングしながら、攻撃だけでなく相手の守備をどう崩していくかトライしながらゲームに入りましたが、藤枝さんの流動的なポジションチェンジでうまく前線からの守備が機能しなかったところもあり、修正しながら前半は進めました。その中で、松本孝平選手が点を取ってくれて、そこからは上手くゲームを進められたと思います。ですが、後半最初の立ち上がりで失点してしまいました。90分間を通して選手は頑張っていただけに、もったいない失点だったと思いますが、そこから崩れることなくサブのメンバーも含めて全員で、相手とのやり合いを楽しみながらも戦えていたと思います。」

ー後半の失点はミスからだったのか?
「縦パスを入れられたときに、ボランチは相手のオフェンシブハーフのラインを切っていたんですが、入れてきたボールが速くクリア気味に蹴ったボールが背後に出て、それがたまたま相手の前に転がってしまいました。ちょっとしたミスと不運が重なった失点だと思います。」

ー溝渕選手の投入は予め決まっていたのか。
「予め投入を決めていたのではなく、試合展開に合わせて、投入しました。質の高いプレーをしてくれたと思います。攻撃面ではクロスの質や、ファーストタッチのコントロールの質で、クオリティの高さを示せていたと思います。」

ー残りの試合で勝点を積み上げるために必要なことは。
「まずは、止める蹴るの技術的な質の向上、今回のようなポゼッションチームに対するフィジカル的な守備の強度と連動、それだけではなくてボールを奪ったときのロング・ショートカウンターでのスプリント能力の量と質、攻撃と守備での戦術の向上など継続してやるべきことは沢山あると思います。また、メンタル的な部分の向上も取り組みながら、チームとして残り11試合全部勝つ気持ちをもって、なんとか目標の一桁順位を目指したいと思います。」

松本 孝平 選手



ー自身のゴールを振り返って。
「自分の所にボールが入ってきて、前を向いたら一輝(川﨑選手)がフリーだったので、確実性を優先して一輝を使おうと思いました。ですが、出したパスが引っかかって自分の所へこぼれてきました。二回目なのでゴールを狙いにいきました。いいところへ打てたと思います。」

ー後半のチームの雰囲気は。
「自分たちのミスからの失点で、相手に崩されたわけではなかったので、自分たちがやっていることは変えないでいこうという方針でした。失点しないことが前半できていたので継続することと、ゴール前では体を張ることをチームで共有していました。その中でカウンターで点を取ったり、とにかく勝ちがない状況で勝点3を取るために前へ出て点を取りに行くぞという気持ちでやっていました。」

ーチームに足りないことは。
「前の選手は、とにかく点を取ることです。今日の自分ではないですが、思い切ってシュートを打つことや、ゴール前でのチャンスが卓磨(後藤選手)にあったりマーボー(西本選手)にあったりしたので、そういうところを確実に取りに行かなきゃいけないですし、そこへ前線はこぼれ球が来ても良いように準備しないといけないです。とにかく点を取らなきゃチームは勝てないので、そこにこだわらないといけないなと思いました。」

渡辺 健太 選手



ー試合を振り返って。
「緊張はしていない中で、自分が準備してきたものをどれだけ出せるかというのを心掛けました。普段通りやれば自分に自信があるので、自信をもってやれたと思いますが、1失点して流れが変わってしまいました。そこを僕が防げていれば、流れをチームに持ってこれたと思いますし、反省材料です。」

ー心掛けていたことはありますか。
「拓也さん(高橋選手)がここまで出場していたので、一緒のことをやっても意味がないと思っていました。なので、僕にしかできないプレーであったり、コーチングの仕方などを心がけて、チームでコミュニケーションをとることを90分間意識していました。」

ー失点後の時間を振り返って。
「僕以外の10人のフィールドプレーヤーが、本当に走ってくれたと思っています。僕は今日何もしてないというのが、今日一番思った感想で、みんなに助けてもらいました。だからこそ、1失点が悔やまれます。そこを今後チームに僕のエッセンスが入って、この先まだ出られるかはわからないですが、出られた時にはこれを反省して取り組みたいと思います。」

ー試合を終えて今後どんなプレーを積み上げていきたいか。
「僕の特徴は、ゴール前で網を張るシュートストッパーなので、キックで魅せるわけでもなく、高いポジショニングでハイラインのカバーリングをするでもなく、オーソドックスなタイプだと思います。なので、今日のような失点を止めなければいけないと思います。それが仕事だと思うので、それを止められるように練習から取り組んでいきたいです。」