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【試合後コメント】7/30長野戦試合後記者会見より

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 西村 俊寛 監督


総括コメント

「この1週間、長野さんに対する対策をして挑んだのですが、思いのほか守備の部分がハマらず、なおかつ攻撃の部分も上手く表現出来ませんでした。今日に関しては、相手に完全に上回られた。ほぼ完敗の状態だなというのが、正直な感想です。その中でも選手は、自分の持っている特徴であったり、走力のところは出してくれていました。同点で終わりたかったんですが、気持ちの部分で上回れ、最後の失点の部分は上位チームとの差がまだまだあると感じました。結果4連敗となり苦しい状況ですが、前を向いて強いチームになるために戦い続けるしかないと思っています。」


ー80分以降に、落ち着かないようにみえたが。

「右サイドの選手達がスタミナ的な問題で守備が緩くなっている状況でしたが、そこの対応を、最終的にしっかり指示出来ませんでした。」


ー後半ロスタイムの失点での敗戦について。

「最後はギリギリの状態でプレーしてたので、残り時間で選択すべきプレーの判断を間違えたところがありました。最後のヘディングのシーンに関しても、最終的に身体をぶつけに行くとか、対策が取れたはずですが、結局フリーでやられてしまいました。日々の積み重ねがまだまだ足りないと痛感しました。」


ー次節に向けて。

「体力的な部分は、6月からずっと向上させてやっている部分なので、そこの部分は継続してやることと、戦術的には上手くいかなかったときに問題を解決する能力を選手に落とし込んで、あとはメンタルの部分をこの2週間でもう一度構築していきたいなと思います。」


ー「攻撃と守備がハマらなかった」という部分について具体的に。

守備に関しては、前でプレッシャーがうまくかからなかったです。相手に4.2.2.2で立たれて、相手サイドバックの選手にオフェンシブハーフとウィングバックの選手との距離を探られていて、そこにプレスをかけに出ていったときに中が枚数が少なくなる状況を作られていました。また、色々とポジショニングを変化していて捕まえにくい状況を作られました。攻撃に関しては、ボールが動くタイミングで選手が6人同時にポジションを変化させる同時性を練習で取り組んだのですが、それがほとんど発揮できなかったというところです。前半に関しては、攻撃の積極性が足りなかったです。自分達で仕掛けるところをもっともっとやらないといけないと思います。」


遠藤 元一 選手


ー失点シーンを振り返って。

「失点の少し前から押し込まれるシーンが続いていて、どうしても後ろが重たくなるようなシーンが続いて、結果的に失点の所もクロスを上げられたところにアタックできなくて失点してしまいました。90分プレーしていたら、全てのプレーがいいプレッシングの中でできることはもちろんないと思っています。そういう中でも、守っていかなければいけないですし、守れたんじゃないかなって思います。」


ー試合全体の守備を振り返って。

「最初は相手の立ち位置とか、ビルドアップに戸惑ってしまった時間帯があってうまくプレスがかからなかった。ですが、前半の飲水タイム明けくらいから自分たちが主導権をとれるシーンも数多くあって、後半の入りなど特にそういうシーンもありましたし、いい試合ではなかったですけどやりたい守備も攻撃も何回か出せたかなと思います。」


ーこれから必要なものは。

「こういう負け方は、今シーズン初めてではないので本当に自分の中に入っているのかというところですね。今日こういう負け方をして、当事者はもちろん自分のせいだと思って反省すると思うんですが、チーム全体、そのほかの選手が自分の事としてとらえているかどうか、あの1失点で自分たちの人生がガラッと変わって勝点3、勝点0、相手に3を与えてしまうというところで、自分たちの価値もなかなか上がらないですし、そういう思いで日々トレーニングしてるのかどうかていうところをもう一度突き詰めなければいけないなと思います。」


高橋 拓也 選手


ー試合終盤を振り返って。

「選手交代で、フレッシュな選手が入って前へのエネルギーは強くなった分、最終ラインと前と間延びしてしまいました。そこの間のところをうまく使われて、最後のクロスを上げられた場面もそうなんですが、中盤が薄くなったところで前を向いてフリーでパスを出されてしまうとやはり苦しくなると思います。なので、そういったところは後ろからコントロールできなかった自分も悪いですし、もっと回りが声を掛けてやれば防げたと思うので、もったいない試合だったなと思います。」


ー自身のプレーを振り返って。

「前半から、リスクマネージメントのところと最後のシュートを止める部分であったりとか、クロスの対応など踏ん張れていた部分もあったんですが、最後やられてしまうとそれもすべて報われません。というか、0-0で終わらなければいけないゲームでしたし、もちろん最後自分たちが点を取って1-0で終われればいいと思うんですが。自分が北九州でJ2に昇格した時もそうだったんですが、余裕を持って進められる試合なんてそんなに無くて、こういうギリギリのゲームで勝つか、もしくは防ぎ切って勝点1をとるとか、そういう年間の積み重ねで順位は大きく変わると思います。讃岐はロスタイムで失点をして勝点を失うことが実際多いので、しっかり防ぎ切る個の部分と、最後に点をとって勝つなど、こういう部分は練習から突き詰めてやらなければプロとして居続けられないという思いで、そこは厳しく自分自身もやっていかないといけないと思います。」