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明治安田生命J2リーグ第26節 モンテディオ山形戦 監督コメント

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○北野誠監督

「ありがとうございました。木山監督(木山隆之 監督)は良くサッカーを勉強されていて、本当に戦術家だと思います。今の山形さん(モンテディオ山形)のああいうシステムが今年は効いてるんじゃないかなと思います。それをどうやって破る、破るというか良いところを出させないようにするかという所を考えて試合に臨みました。上手くいったんですけども、失点の部分、あれだけ時間のあったところで、マークもつけたところでやられてしまったっていうのは、本当に勿体ない失点だったと思います。それでもあきらめないで最後同点に出来たことは、まだまだチャンスは残ってますし、あと9つ(9試合)しっかりやりたいと思います。」


Q:今節は前節、前々節とは異なった戦術のように見えましたが。

「ブレている訳ではないんです。今節は結局4-4-2のブロックを前からかけているだけであって、そこの受け渡しをどうやるかという所だけです。後ろで4-4-2を作るか、前で4-4-2を作るかという。自分の役割を明確にして。山形さんのああいう真ん中でスペースを作る所に対して、どうやって消していくかというのを個人個人には伝えて臨みました。」


Q:相手の2シャドウにもあまりボールが入ってなかったように見えました。

「後ろでやるコンパクトフィールド、縦横の狭さを同じ狭さにする事によってシャドウというのは消えるので、そこにはマークの受け渡しがあって。そこがコンパクトになってないと受け渡しは出来ないので、この3日間だけでしたがしっかり伝えました」


Q:点を獲る作業に関してはどのような意図がありましたか。

「右サイドは徹底的に山田くん(山田拓巳 選手)の背中っていう所で荒堀(荒堀謙次 選手)左サイドはボールを動かしながら攻めていこうと右と左で変えました」


Q:85分に森川選手(森川裕基 選手)を投入しました。選択した意図、評価は。

「森川に2週間前に言ったのは、ここ最近ちょっと考えすぎて半歩、一歩遅いと。しっかり反応してブルースリーの”考えるな。感じろ。”と。本能でやれっていう話をしました。そして今日、奇跡的に同点になって。葛木さん(葛木ミサト 注:エヴァンゲリヲン)の言葉で”奇跡を待つよりも捨て身で努力しろ”と言ってたんですけど、奇跡というのは起さないと価値は無いし、難しい話の中でアニメの話もして、みんなで奇跡を起こしましょうと伝えました。今日は同点だったかもしれないですけど森川が獲ってくれたので非常に良かったと思います」


Q:荒堀選手、佐々木渉選手のプレーも光っていました。

「前々日までは、永田(永田亮太 選手)と渉が逆だったんですよね。永田が右、渉が左で。それを荒堀を生かすには渉、アレックスを生かすには永田だと判断しました。そこのコンビですよね。1人1人も頑張ってくれてますが、そこのコンビが上手く機能したかなと思います」