【試合後コメント】明治安田生命J3リーグ 第9節 岩手戦 試合終了後コメント
ゼムノビッチ監督
「タフな試合になると思った。岩手は切替えが早く、セットプレーが強い。今日のテーマは1対1で負けないことだった。結果は5分5分の試合だった。選手全員がベストを尽くし良いスピリットを見せたことに満足している。試合終了後、ファン・サポーターの皆様が拍手してくれた。戦う姿を認めてくれたと思う。攻撃はラストパスやシュートなど、もう少し練習が必要。」
失点の場面について
「セットプレーはどちらが触るか5分5分。失点はミスが重なった。もっと練習が必要だ。ロングボールに対して厳しくすること、タイミングを合わせること、どこで守るのか、これからもっとセットプレーの守備を強くしないといけない。うちは長身の選手もいるが、相手の方が強かった。」
後半、勝越し点をとるために必要なこと
「交代のタイミングが難しかった。栗田マークアジェイ選手を交代する時、同じ身長の選手を投入しないと、セットプレーの守備が危ないと思った。小松選手は身長を生かしたヘディングも強く、攻撃でもチャンスになると思った。重松健太郎選手とケガから復帰した高木和正選手を入れるプランだった。2人ともベテランで技術が高く、そこから相手の背後に栗田選手がボールをもらい、チャンスを作りたかった。もう少しだった。」
守備はよく踏ん張ったと思うが
「ブレンネル選手は体が強い。足元でボールをもらったり、強引に前にいったり、ターンをしたりする。選手には内側を守り、体を入れて負けないようにすることを伝えた。」
天皇杯・高知戦から1週間、メンタルについては
「天皇杯の敗戦でメンタルが落ちる可能性が高い。私たちは敗戦から強くならないといけない。敗戦から学習することが大事。
高知戦の試合前に『難しい試合。選手に気を付けてと言っても油断してしまう。相手は100%で立ち向かってくる。両チームが100%を出せば、うちの方が勝利できる。』と選手たちに伝えていたが、、、
この1週間は『我々が100%を出せば、どのチームでもJ3チーム相手に勝利できる。』と選手とコミュニケーションをとった。今日はメンタルの部分で満足している。」
次節6/6(日)鹿児島戦に向けて
「まずは負けないことが大事。チームとして強くならないといけない。敗戦はチームの士気が落ちる。今日、勝点3をとりたかったが、負けなかったことでチームの自信になる。これから強くしたい。」
遠藤元一選手
「この1週間、良い準備ができ、試合に臨めた。早い時間で中村駿太選手が得点し、球際や1対1の局面で優位に試合を進められた。その中で失点し、勝点を落としてしまった。」
ブレンネル選手への対応について
「体が強い選手とわかっていた。だから引くわけではなく、逆に積極的にプレーすることを意識した。当たり負けするシーンはなかったと思う。」
後半、危ない場面も良く凌げたと思うが
「ディフェンダーなので、最低限の失点に抑えることを意識していた。選手の雰囲気やスタジアムの空気感から勝点3をとらないといけないと思った。」
今後のシーズンに向けて
「リーグ戦では3試合負けなしだが、開幕5連敗とつまずいた。引分けでも良い順位にいない。こういう試合で勝切りたい。」
次節への守備の課題は
「パスミスなどの悪いボールの奪われ方からピンチを迎えている。自信をもってボールを受けないといけない。ヘディングで競り負けることやセカンドボールの反応について、頭で解決できると思うので修正したい。」
チーム全体の今日の試合の士気は
「高知に敗れ、サッカー選手としてあとがないと感じていた。この試合で変なプレーをしたらサッカー人生が終わるということも感じていた。気持ちの面で戦えたが、気持ちで戦うことは試合に臨むうえで、最低限のベースにしないといけない。」
中村駿太選手
「勝ちたかった。引分けで悔しい。ただチーム状況と順位を考えると、負けるより勝点1を得られて良かった。」
得点を振返って
「セカンドボールをしっかりと狙った。枠の中にボールを蹴れば、何か起きるかと思った。狙うというよりも当てることに集中した。ゴールになって良かった。」
リーグ2点目を早く取りたかったと思うが
「初ゴールを決めた後、2点目をいつとれるかが重要だった。精神的に早い方が良いと思った。早く点を取ることで、残り試合でさらに点を積み上げられる可能性が高まる。2点目を取れてよかった。」
この試合2得点目を取れなかった要因は
「うちのチームはサイド攻撃が特長。サイド攻撃の中でも攻撃の種類を増やせば、ゴールへのチャンスを増やせる。チームの基盤ができつつある。今後、攻撃パターンを増やしたい。」
今日の試合、どのような気持で臨んだか
「先週の天皇杯で敗戦し、ふがいなかった。チームとして不完全燃焼だった。切替えて次に向かうしかなかった。今日の試合、絶対に負けられなかった。ホームで勝ちたいと思い、試合に臨んだ。」
応援してくれるファン・サポーターへの思い
「勝てない中でも常に前向きな応援があった。勝利して順位を上げることで、ファン・サポーターが嬉しくなると思う。少しずつ良くなっている部分がある。連勝があると、さらにチームが上にいける。次は勝ちたい。」
ピッチをあとにするとき、多くの方から声援があったと思うが
「拍手をもらえて嬉しかった。いいプレーをして、いい姿を見せたい。」
今シーズン、改めて讃岐で成し遂げたいこと
「選手としてラストチャンスで崖っぷちだ。1日1日頑張らないと明日はない。練習で成長し、試合にぶつけたい。試合に出場することで、プレーの課題やこういうプレーをしたいなど、見せられる環境がある。その環境に感謝しつつ、自分が活躍することでチームを勝利に導けるし、貢献できる。そして、今後のサッカー人生を切り開ける。強い覚悟を持っている。」
今のポジションでプレーすることに関しては
「自由に動けるポジションで、攻守において存在感を出したい。点を取りたいが、良いプレーをしたい欲がある。今のポジションなら目指す選手像に近づける。」
支えてくれる人に対しては
「プロ3年間、試合に出場できなかった。家族や応援している人が、気を遣っていろいろと思っていることはあったと思う。まだまだ始まったばかり。1つひとつのプレーや結果で『中村駿太はまだ終わってない。もっと大きくなれる。』ことをプレーで見せるしかない。そのために毎日死ぬ気で頑張りたい。」
今後のシーズンに向けて
「開幕してから引分けることもできなかった。簡単に負けないチームになっている。ただ、勝たないと上にいけないし、選手の価値も上がらない。勝利のために考えて、次の試合に向けてやっていきたい。」
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