望月一仁監督

「相手の方が、ゴールへ向かう迫力が明らかに上だった。1失点後、もっとゴールへ向かう必要があった。前半、流れのなかで、ほとんどシュートを打てなかった。ゴールへ向かう迫力が欠けている。点を取る形をもっと作らないと、相手に脅威を与えられないと感じている。」

単発な攻撃が多い印象だった。修正点は

「ディフェンスラインの背後に走り込むことで、バイタルエリアは空いていた。そのエリアでプレーするとき、パスを選択することが多かった。シュートもパスもできる場面で、最初からパスを選択し、逃げるプレーが多かった。その点を改善しないと、点を取れないと思う。」

トレーニングでも、ゴールへ向かうことを意識していると思うが、試合で発揮できない理由は

「自分で仕掛ける意識が足りない。ボールを受ける前に、周囲の状況を見て、落ち着いて判断してほしかった。富山の方が、落ち着いてプレーしていた。点を取るために、落ち着いてプレーし、ゴールへ向かう必要がある。」

2失点目、もったいない印象もあったが

「もっとディフェンダーが寄せないと、GKと連動して守れず、簡単に失点をしてしまう。」

好守の連動が足りない印象もあるが

「切替えの早さの差が、結果の差になった。次のプレーの目的をもたず、勢いでプレーに任せると、攻守において機能しないと感じた。」

攻撃は流動的で、良いところもあったように見えた。現状、今季目指してきたサッカーができているのか

「守備については、引いて守らず、前線からのプレッシャーでショートカウンターを狙っている。連動してボールを奪えるようになった。しかし、奪ったボールを落ち着いて繋ぎ、相手コートに押込めるようにしたい。そうすれば、もっと自分たちの時間が長くなる。選手たちは繋ぐ意識でプレーしているが、繋ぐことが目的になっている。ゴールへ向かいながら、繋ぐ力が必要だと思う。流れのなかで、ボールを奪うことやゴールを奪えるようになってきている。」

次節12/9(水)ホーム・セレッソ大阪U-23戦に向けて

「次節はホームで試合ができる。切替えて、ゴールへ向かうこと、球際で負けないように頑張らせたい。」

薩川淳貴選手

「相手の方が、一枚も、二枚も上だった。完敗だった。前線からプレッシャーにいく意識はあったが、奪いきれなかった。攻撃では、決定機を作り出せなかった。相手はワンタッチパスなどで繋いでいた。反対に、僕らは繋げない場面が多かった。」

シュートやクロスに持ち込めない印象だったが

「攻撃のバリエーションを出せていない。運動量で勝負し、相手のディフェンスラインの背後を狙うことで、ゴールへ向かうプレーを出せず、攻撃の機会が少なかった。また、後方で、安定したビルドアップができなかったり、効果的なランニングや縦パスを受けられなかったと思う。」

昇格を争うチームと対戦すると差を感じたのか

「僕たちは、昇格を目標に、開幕をスタートさせた。昇格争いしているチームと対戦すると、差を感じる。昇格を目指すために、このレベルまで上げないといけない。」

次節12/9(水)ホーム・セレッソ大阪U-23戦に向けて

「3連戦なので、反省するのは今日までにしたい。明日以降、次節に向けて、いい準備をしたい。」

西野貴治選手

「立上がりで失点し、試合を難しくさせた。富山までファン・サポーターの方にお越しいただいたにも関わらず、ふがいない試合をして、申し訳ありません。」

1失点目を防ぐために必要だったことは

「リスク管理や、侵入してきた選手への守備の対応が必要だと思う。また、気持ちの部分で、立上がりは集中していたが、もっと集中しないといけない。」

失点後、チームとして持ち直した印象もあるが

「相手が守備のブロックを組んできた。その中で、ゴールを決め切れなかった。残り3試合で、決め切る力をつけたい。」

2失点目についての対応策は

「守備の人数はいたが、ボールにアタックできず、ディフェンスラインが下がってしまった。シュートが、足の間を通ってしまった。1対1の対応や、ゴール前の対応は、練習から取り組まないといけない。今日の試合では、絶対に2失点目を許してはいけなかった。」

攻撃の部分、後ろから見ていて、何がうまくいっていないのか

「奪った後『前にパスを出すのか』『ボールを繋ぐのか』の意思統一を、チームでできなかった。自分たちのボールにした後、すぐに相手に奪われてしまうと、ピンチになる。攻撃の時間も少なくなってしまう。チームで修正が必要だと思う。」

次節12/9(水)ホーム・セレッソ大阪U-23戦に向けて

「ここ2試合、点をとれていない。まずは、しっかり点をとりたい。僕は守備の選手なので、無失点にすることを突き詰めたい。中3日だが、準備したい。」