オーストリア・ドイツ研修のご報告
2018年12月1日(土)から11日(月)の期間で、カマタマーレ讃岐U-15選手岩佐麟太郎、森怜太郎、U-15監督関原凌河がオーストリア、レッドブル・ザルツブルクにて研修を行いましたのでご報告いたします。
この研修での選手の目的は、ヨーロッパで1、2を争うアカデミー施設を持つオーストリアのレッドブル・ザルツブルクの同世代の選手と練習することで世界を知り、自分の立ち位置を確認し今後のサッカー人生に活かすことです。
指導者は、派遣先のアカデミー施設と練習を見学し、クラブフィロソフィーを学び、現地の選手や指導者との違いを学ぶことです。
日本代表南野選手が所属するオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクは現在リーグ戦1位を独走しています。そのアカデミーU-15(14歳)との練習を1回、同世代U-16(15歳)との練習3回に参加しました。
U-15との練習は、自体重による体幹や体の動きの練習を行いました。1つ下の年代との練習でしたが、体の大きさや太さが日本人とは全く違い、14歳とは思えない体格でした。
翌日からは、U-16との練習になりました。1つ下のカテゴリーとは違い、体の太さも増し、スピードも全く違いました。毎年セレクションがあり1日1日が勝負となる選手達の、ボールに対する迫力は凄まじく、国内では味わえない体験でした。練習を行うごとに選手とのコミュニケーションも取れるようになり会話やコーチングも増えていきました。このような環境の中でプレーする選手達の中でサッカーすることで岩佐、森ともに精神面やプレー面で成長する為の課題を見つけ出せたようです。
アカデミー施設内の見学も行いました。アカデミー施設には、人工芝2面、天然芝3面、室内練習場(人工芝)1面があり、U-7からセカンドチームまでがここで練習を行っています。グラウンドには、大中小の様々なゴールが置いてあるのが特長的でした。その他にも、U-15から入ることのできる寮や、食堂、筋トレルームなどもあります。
練習参加前に、チームフィロソフィーや各ポジションのプレーモデル、適正ポジションを決める認知テストも体験させてもらいました。多くのお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
練習参加だけでなく、オーストリア一部リーグのザルツブルクVSアルタッハ戦、ドイツ一部リーグのバイエルンミュンヘンVSニュルンベルク戦の試合も観戦しました。
日本代表の南野選手は先発出場し、見事にゴールを決めてくれました。観客席からピッチまでの距離も近く、物凄い迫力でした。
バイエルンVSニュルンベルクのバヴァリアンダービーも観戦しました。観客の数は、なんと75000人。サポーターの迫力、選手の技術、切り替えの早さなど、すべてがトップクラスで選手達は大興奮でした。ニュルンベルクには、久保選手が所属していますが残念ながら出番はありませんでした。自分達がこのピッチでプレーするイメージが湧いたようでした。
この研修実現にご尽力、ご協力いただきましたレッドブル・ザルツブルクの皆様、現地でお世話になりました宮澤様・小松様、保護者、学校関係者様、心よりお礼申し上げます。
この研修は、JFA/Jリーグ協同プログラム(JJP)支援金を活用し実施しました。
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