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【百十四銀行 presents11/10 北九州戦】試合後コメント 米山 篤志 監督

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2024明治安田J3リーグ第36節


vs ギラヴァンツ北九州





米山 篤志 監督 試合後コメント





―試合総括

失点の仕方がもったいなすぎるところです。 
試合が始まって自分たちの主導権なのか、相手の主導権なのか、それが決まる前に失点で強引に流れを持っていかれてしまうという現象がやはり起きました。「それは避けよう」という話をしていましたが、これでゲームが難しくなったのは間違いないですし、自分たちが少しバタついたことも間違いないと思います。ただ、後半のところに関しては、1点を先に取れれば流れはこちらに来ると思っていましたし、システムの変更に対しても、選手の入れ替えに対してもしっかりと対応してくれて、こちらの希望通り先に1点を取るというところまでは見せてくれたので、後半に関しては、基本的に文句はありません。
しかしやはりサッカーですから、点を取らないと勝てないですし、あれだけチャンスメイクをして、クロスも入っているのに、シュート数が8本で留まったところに関しては、出し手と受け手の合わせどころの質にまだまだ課題があります。
また、敵がたくさんいてもそのわずかなスペース、わずかな時間でシュートを打ち切る、ショートモーションで打つ、というイメージをどれだけ描けるかというところに対して、まだ準備が足りない部分があるなと思いました。今日は極端な試合でしたが、残り2試合ですので、ポジティブな方で捉えて次に進んでいきたいと思います。

―昨日残留が決まった状況で、どういったゲームになるのかという中で、失点で難しくなった部分はあったが、前半をどう立て直すイメージだったか。

残留が決まったという状況は揺るぎのない事実ですし、そこに対してどうだったかは、本当に選手に聞いてみないとわかりません。そんな(残留が決まったという)話は1つもしませんでしたし、「とにかくこの目の前の試合に勝利することだけを考えてプレーをしよう」というチームのコンセプトの中で、その方向には行けなかったなというところです。 
もちろん立て直したかったですが、やはり立ち直れない選手も数名いましたので、ハーフタイムを待って(立て直す)というところがベストかなと思いました。ただ、前半の中でもシステムを最初は3-4-2-1でスタートしましたけれども、3-5-2に変更して、相手との立ち位置をがっちりマッチアップする形にして、マンツーマンでしっかり人を当ててからは、自分たちの流れを作れたのではないかなと思います。

―次節はホーム最終戦、どんなゲームを見せてくれるか

得点をしっかりと、セットプレーからもそうですし、そうではない形からも奪いたいです。勝って終わりたいですし、そこに向かう準備をしっかりしていきたいと思っています。
やはりホーム最終戦だとか、色々なことを理由付けできる試合だと思うので、気持ちの入り方も、今日より選手たちもぐっと入ってくれるだろうと思います。まだ若い選手たちですから、この気持ちのコントロールは非常に下手だと思っています。ホーム最終戦というところで「ちゃんとプレーしなきゃ」という思いの中で、その思いに見合ったプレーができるかどうかが、 1つ自分たちが超えていかないといけないところだと思うので、しっかり戦いたいなと思います。

―夏場以降の躍進の中で、ボランチに定着した吉田陣平選手の評価

チームにボールを持った時の落ち着きとアイデアをもたらしてくれる、非常にチームで重要な選手です。その立ち位置を自ら勝ち取っていきましたし、非常に成長してくれた選手だと思ってます。

―残りの2試合に向けて

やはり勝利を届けて終わる、いい終わり方をしていきたいと思っています。そこに対する準備と、本当に乗り越えていかなければいけない「ここぞという戦いに勝てるかどうか」ということがポイントだと思います、ホーム最終戦はそれこそ“ここぞの試合“ですから、強敵今治に勝って、自分たちの成長した部分を示せるように、そして皆さんと喜べるように頑張っていきます。全力を尽くします。

―ここ2年で様々な環境も整備され、目指しているものが徐々に浸透している中で来年やりたいことは何か

クラブは皆さんの手助けとご支援と、色々な形で大きく本当に成長していて、クラブが「どういう風にサッカーをしていきたいか」というものを受けて、私が引き受けています。クラブの「ひたむきに、クレバーに、1つになって戦う」というスローガンが、やはり自分にとっても惹かれるものでした。それに合うサッカーをしてきているつもりです。ただ、それをやった上で最後に勝つことが、来年のテーマになってくると思いますので、どういうサッカーをするかはもちろん大事ですが、その結果「勝つね、カマタマーレ」となっていくシーズンを目指していきたいと思います。

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