【試合後コメント】6/5富山戦 試合後記者会見より
西村 俊寛 監督
-総括コメント
「まず0-1で負けたことについて、遠く香川から来ていただいたサポーターに対し勝点も得点も取れなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱい。その中でも選手は、僕らが今週取り組んできたものをしっかりプレーで出してくれた。ただ、後半のミスで失点してしまった。最後まで、得点を取り切れなかったという点に関して日々のトレーニングで積み上げているものをもっともっと積み上げなくてはいけないという現実がある。そこから逃げずに取り組み、もう一つレベルを上げるチーム作りをしたいと思う。」
-富山戦に向けて準備したものとは。
「富山の特徴の一つは、セットプレーの攻撃。前節のY.S.C.C.横浜戦でも3得点しているし、その前の相模原戦でも1点を取っていた。まずはそれを抑えようと、守備のやり方を少し変えてゾーンディフェンスで対抗した。あとは富山の守備に対して、どのような攻撃をするかという点で選手の立ち位置などを変更しながら攻撃をした。守備に関しては、とにかく前からプレッシャーをかけるところ。これをワントップ・ツーシャドゥの出かたと、それに対する連動のしかたをトレーニングした。」
-ゴールに迫るシーンは讃岐の方が多かったが、内容については。
「最後のシュートの精度を、結果的に慌ててしまって出せなかった。もう一つその前の、ビルドアップからフィニッシュのところの精度も、スピードであったり、止める・蹴るの精度を上げて攻撃の厚みをもう少し構築していけば得点につながったかもしれない。実際に、コーナーキックでも惜しいシーンを作ったが、最終的には入らなかった。そこのところはまだまだ課題だと思う。」
-得点が入らないと、フィニッシュのところで慎重になったり、固くなったりするがそうはなっていないか。
「事実として、4試合得点がない。そこは真摯に受け止めて、よりチャンスを構築できる取り組みはしていきたいと思う。セットプレーの攻撃も、もっと精度を上げなければいけない。得点力は現実的な課題になっていると思う。」
鯰田 太陽 選手
-内容はよかったように見えたが。
「前節、鹿児島戦大敗の屈辱を、チーム一人ひとりがプレーで表現して、前半や後半の立上りはいい形で入れた。チームとして、良かった点だと思う。」
-結果が伴わなかった点は。
「自分のパスミス一つで勝敗が決してしまう、厳しい世界。自分もそのパス一つで人生がかかっているし、サッカー選手としての評価も変わってくる。今回の敗戦は自分のミスだと思う。」
-重く受け止めて、次につなげなくてはいけないという意味か。
「逆にこのミスをただのミスにしてしまうと、この先の成長はないと思う。今後、より活躍できるよう、このミスを自分の中で重く受け止めて、成長するきっかけにしたい。」
-攻撃の構成自体は思い通りだったか。
「はい。」
-結果として得点には繋がらなかったが、ゴールのために何が必要と考えるか。
「パスの精度であったり、より細かな部分に目を向けないとゴールは生まれないと思う。」
-細かな部分とは。
「ポジションや、そこにつけるパスの質やスピード。パスをつける足にもこだわり、味方との関係性を築き上げていかないと得点に結びつけるには難しいと思う。」
-やりたいことが、言わずとも図れているように見えたが。
「チームとして成果につなげられている部分は必ずある。それを積み上げて武器にして、勝っていくことが重要だと思う。」
-次のホームゲームに向けて、出来ることは。
「チームとして2連敗している状況で、次は絶対に負けられない。その中でも、自分自身に目を向けて自分が率先してやらないといけないと思う。」
-富山が前からくる中で、引き込んではがそうという意図が見えたが。
「自分たちのポジショニングから、意図的に相手のプレッシャーを誘導して、その中でうまくはがすことが前半からできていた。その部分は、積みあがってきていることかと思う。」
-前線の選手とのコミュニケーションから挑戦していることはあるか。
「今日で言えば、松本孝平にすごくボールが収まるので、その周りに、重松健太郎や吉井佑将を置くことが相手にとって脅威になると思う。」
臼井 貫太 選手
-久しぶりの先発、準備してきたことは。
「チームとして得点が取れていない中、自分自身の特徴として、サイドからゲームを組み立てたり、前への配球に加えて、左足のクロスからチャンスを作っていきたいと思い、試合に入った。」
-いくつかいいシーンがあったが。
「いいシーンがあっても、ゴールに繋がっていないことが今の課題。そこから、自分自身でシュートへ持っていく形も増やせればチームとしての攻撃の幅も広がると思った。」
-得点が取れないことが気になると思うが。
「ネガティブな部分も多いが、大切なのは失点しないことだと思う。自分のポジションは攻守両方で、チームにいい影響を与えなくてはいけないと思う。その面で、あのような時間に失点せず粘り強く守備することが一点をこじ開けることに繋がると思う。攻守においてもっと存在感を出していきたい。」
-失点を振り返って。
「自分たちが、ボールを保持する時間が長い中でのミスで、カウンターを受けて失点してしまった。ミスは誰にでもある。ミスを全員でカバーできるようなチームになっていければと思う。」
-ゴールを割るために何からやっていけばいいと考えるか。
「やはり、切り替えとロングスプリントはチーム全体に求められているところ。その中で特に、守から攻の切り替えがまだまだ遅いと感じる。そこで、自分自身が一番早く守から攻の切り替えをして讃岐に勢いを与えられる選手になれば、もっと攻撃する時間も増えて、得点のチャンスも増えると思う。」
-出る以上は自分が何とかしたいという思いを感じるが。
「そうですね。自分が出てチームに何が出来るか考えたときに、攻撃でチームにいい影響を与えることが自分の役割だと思う。そこで自分の役割を果たして、チームを勝利に導きたい。」
-CKは普段も蹴っているのか。
「練習では蹴っていて、(鯰田選手が)交代したのであそこでもチャンスを作れる選手になれば幅が広がると思う。」
-かなりいい印象だったが。
「一本目は、中にいた選手と狙いが合って惜しいシーンだった。セットプレーからでも得点していければいいと思う。」
-内容は拮抗していたが。どう捉えるか。
「鹿児島戦に比べると、改善できる部分も多くあった。いい部分もあった。悪い部分もあったが、そこをネガティブにとらえるのではなく、そこを改善できればもっといいチームになれると思う。自分たちも、開幕前から積み上げてきたものがある。この連敗ですべてが無駄になったと思うのではなく、ここで一勝することでチームにいい流れを持っていけると思う。その一勝のために、自分の全力を注いでチームを導ければと思う。」
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